11月8日(金)・10日(日)~13日(水)
『ドゥームジェネレーション』▶ 10:05 20:30
『ナミビアの砂漠』▶ 17:45
『傲慢と善良』▶ 15:15
『憐れみの3章』▶ 12:00
11月9日(土)
『ドゥームジェネレーション』▶12:55<トークショー付き> 20:35
『ナミビアの砂漠』▶ 15:20
『傲慢と善良』▶ 18:05
『憐れみの3章』▶ 9:45
11月14日(木)
『ドゥームジェネレーション』▶10:00 20:50
『ナミビアの砂漠』▶ 15:05
『傲慢と善良』▶ 17:50
『憐れみの3章』▶ 11:50
「ドゥームジェネレーション」
1990年代の「ニュー・クィア・シネマ」ムーブメントを牽引したアメリカの映画監督グレッグ・アラキによる「ティーン・アポカリプス・トリロジー」の第2作で、社会から疎外された3人の若者の悪夢のような逃避行を独創的に描いたロードムービー。若いカップルのジョーダンとエイミーは、クラブの駐車場で複数の男たちから暴行されていた流れ者グザヴィエを車に乗せて助け出すが、エイミーが下品な態度のグザヴィエに嫌悪感を抱き車から追い出す。しかしその後、コンビニエンスストアで店長とトラブルになったところへグザヴィエが駆けつけ、乱闘の末に店長が死んでしまう。3人はその場から逃げ出し、行く当てのない旅に出るが……。
「スクリーム」のローズ・マッゴーワンがエイミー、アラキ監督作の常連俳優でロックギタリストのジェームズ・デュバルがジョーダン、「グレイスランド」のジョナサン・シェックがグザヴィエを演じた。2024年11月、デジタルリマスター版にてリバイバル公開。
監督: グレッグ・アラキ
出演: ジェームズ・デュバル、ローズ・マッゴーワン、ジョナサン・シェック 他
「ナミビアの砂漠」
初監督作「あみこ」でベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待されるなど高く評価された山中瑶子が監督・脚本を手がけ、「あんのこと」の河合優実を主演に迎えて撮りあげた青春ドラマ。現代日本の若者たちの恋愛や人生を鋭い視点で描き、2024年・第77回カンヌ国際映画祭の監督週間で国際映画批評家連盟賞を受賞した。
21歳のカナにとって将来について考えるのはあまりにも退屈で、自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしに過ぎなかった。同棲している恋人ホンダは家賃を払ったり料理を作ったりして彼女を喜ばせようとするが、カナは自信家のクリエイター、ハヤシとの関係を深めていくうちに、ホンダの存在を重荷に感じるようになる。
「猿楽町で会いましょう」「サマーフィルムにのって」の金子大地がハヤシ、「せかいのおきく」「プロミスト・ランド」の寛一郎がホンダを演じ、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁が共演。
監督: 山中瑶子
出演: 河合優実、金子大地、寛一郎、新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか、渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空、堀部圭亮、渡辺真起子 他
「傲慢と善良」
直木賞作家・辻村深月が現代に生きる人々のリアルな恋愛観と価値観を描いた同名ベストセラー小説を、藤ヶ谷太輔と奈緒の共演で映画化した恋愛ミステリー。これまで仕事も恋愛も順調だった西澤架は、長年交際していた恋人にフラれたことをきっかけに、マッチングアプリで婚活を始める。そこで出会った控えめで気の利く坂庭真実と付き合い始めたものの、1年経っても結婚に踏み切れずにいた。ある日、真実がストーカーに狙われていることを知った架は、彼女を守るためようやく婚約を決意するが、真実は突然姿を消してしまう。真実の行方を求めて彼女の両親や友人、同僚、過去の恋人を訪ね歩くうちに、架は知りたくなかった彼女の過去と嘘を知る。婚活で交際を始めるも1年も将来を決めない“傲慢”な架を藤ヶ谷、親の敷いたレールの上で“善良”に生きてきた真実を奈緒が演じ、倉悠貴、桜庭ななみ、菊池亜希子、前田美波里が共演。実写映画「ブルーピリオド」の萩原健太郎監督がメガホンをとり、「ホテルローヤル」の清水友佳子が脚本を手がけた。
監督:萩原健太郎
出演:藤ヶ谷太輔、奈緒、倉悠貴、桜庭ななみ、菊池亜希子、前田美波里、阿南健治、宮崎美子、西田尚美 他
「憐れみの3章」
「女王陛下のお気に入り」「哀れなるものたち」に続いてヨルゴス・ランティモス監督とエマ・ストーンがタッグを組み、愛と支配をめぐる3つの物語で構成したアンソロジー。選択肢を奪われながらも自分の人生を取り戻そうと奮闘する男、海難事故から生還したものの別人のようになってしまった妻に恐怖心を抱く警察官、卓越した教祖になることが定められた特別な人物を必死で探す女が繰り広げる3つの奇想天外な物語を、不穏さを漂わせながらもユーモラスに描き出す。
「哀れなるものたち」にも出演したウィレム・デフォーやマーガレット・クアリーのほか、「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のジェシー・プレモンス、「ザ・ホエール」のホン・チャウ、「女王陛下のお気に入り」のジョー・アルウィンが共演。3つの物語の中で同じキャストがそれぞれ異なる役柄を演じる。
「ロブスター」「聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」でもランティモス監督と組んだエフティミス・フィリップが共同脚本を担当。2024年・第77回カンヌ国際映画祭でプレモンスが男優賞を受賞した。
監督: ヨルゴス・ランティモス
出演: エマ・ストーン、ジェシー・プレモンス、ウィレム・デフォー、マーガレット・クアリー、ホン・チャウ、ジョー・アルウィン、ママドゥ・アティエ、ハンター・シェイファー 他
Information
- イベント期間
- 2024.11.8 - 2024.11.14
- 会場
- 8F WHITE CINE QUINTO
- その他
- Official HP:https://www.cinequinto.com/white/