
<10月31日(金)~11月6日(木)上映スケジュール>
10月31日(金)~11月6日(木)
『おーい、応為』▶12:15
『ローズ家 崖っぷちの夫婦』▶10:00
『KIDS』▶14:50 19:05
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』▶16:50
11月1日(土)
『おーい、応為』【イベント上映】▶18:30 ※上映後トークショー&サイン会付
『ローズ家 崖っぷちの夫婦』▶12:00
『KIDS』▶10:00 14:15
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』▶16:15
「おーい、応為」
江戸時代を代表する浮世絵師・葛飾北斎の弟子であり娘でもあった葛飾応為の人生を、長澤まさみ主演で描く。飯島虚心の「葛飾北斎伝」(岩波文庫刊)と杉浦日向子の「百日紅」(筑摩書房刊)を原作に、「日日是好日」「星の子」の大森立嗣が監督・脚本を務めた。
浮世絵師・葛飾北斎の娘であるお栄は、ある絵師に嫁ぐが、かっこばかりの夫の絵を見下したことで離縁される。北斎のもとに戻ったお栄は、父娘として、そして師弟として、北斎と生涯をともにすることになる。2人が暮らす貧乏長屋は画材や絵で散らかり放題で、茶も入れられず針仕事もできないお栄だが、絵の才能だけは父親譲り。北斎から「おーい、筆!」「おーい、飯!」と何かと頼まれることから、「応為(おうい)」という号を授かったお栄は、当時としては珍しい女性の浮世絵師として、絵を描くことに生涯を捧げる。
北斎の娘であり右腕であり、やがて類まれな絵の才能を開花させていく主人公・お栄/葛飾応為を、「MOTHER(マザー)」以来の大森監督とのタッグとなる長澤が演じた。北斎役を永瀬正敏、応為の良き理解者となる浮世絵師・渓斎英泉を「King&Prince」の髙橋海人が務めた。
監督:大森立嗣
出演:長澤まさみ、髙橋海人、大谷亮平、篠井英介、奥野瑛太、寺島しのぶ、永瀬正敏、和田光沙、吉岡睦雄 他
「ローズ家 崖っぷちの夫婦」
1989年製作の名作「ローズ家の戦争」を、「女王陛下のお気に入り」「ロスト・ドーター」のオリビア・コールマンと「ドクター・ストレンジ」「パワー・オブ・ザ・ドッグ」のベネディクト・カンバーバッチの主演でリメイクしたブラックコメディ。「オースティン・パワーズ」や「ミート・ザ・ペアレンツ」で知られるコメディの名匠ジェイ・ローチがメガホンをとり、ある夫婦の離婚を巡る争いを、ユーモアや風刺、緻密な心理描写や痛快なユーモアを織り交ぜて描いた。
建築家のテオと料理家のアイヴィは、順調なキャリアやかわいらしい子どもたち、完璧な家庭生活に彩られ、誰もがうらやむ理想的な夫婦だった。ところがある時、テオの事業が破綻したことをきっかけに、2人の関係は音を立てて崩れ始める。心の奥底に秘めていた競争心や不満が火を噴き、最初は嫌味を言い合う程度だった応酬が、次第に口論、罵り合い、つかみ合い、やがては銃まで持ち出す事態へと発展する。一度は愛を誓い合った夫婦でありながら、互いに一歩も引かず、ありとあらゆる手段で攻撃し合うことになった2人は、文字通りの命懸けの夫婦ゲンカを繰り広げていく。
脚本は「女王陛下のお気に入り」や「哀れなるものたち」でアカデミー賞にノミネートされたトニー・マクナマラが担当。共演にはアンディ・サムバーグ、アリソン・ジャネイ、ケイト・マッキノンらが名を連ねる。
監督:ジェイ・ローチ
出演:ベネディクト・カンバーバッチ、オリビア・コールマン、アンディ・サムバーグ、アリソン・ジャネイ、スニータ・マニ、チュティ・ガトゥ、ジェイミー・デメトリウ、ケイト・マッキノン 他
「KIDS」
伝説の写真家ラリー・クラークのデビュー作で、製作総指揮にガス・バン・サント、当時19歳だったハーモニー・コリンが脚本を担当し、ニューヨークに暮らすティーンエイジャーの24時間を生々しく描き全米で賛否両論を巻き起こした『KIDS』のリバイバル公開が決定。
写真集「タルサ」などティーンエイジャーのリアルな姿を撮り続けてきたラリー・クラークは、マーティン・スコセッシ、ガス・バン・サント、フランシス・F・コッポラら多くの映画監督に影響を与えた写真家だ。監督デビュー作となる「KIDS キッズ」はSEX、ドラッグ、HIVとリアルなティーンの姿をまるでドキュメンタリーのように映し出し、そのセンセーショナルな衝撃から全米で賛否両論を巻き起こし、日本でも大ヒットした。
撮影は「マイ・プライベート・アイダホ」の名カメラマン、エリック・エドワーズが務め、そのショッキングな映像から「フィクションか現実か」という論争にまで発展。音楽はダイナソーJr.のベーシストであり、セバドーのボーカル&ギタリストのルー・バーロウ。そのほかダニエル・ジョンストンなども参加したサウンドトラックは映画とともに大ヒットした。
キャストは、俳優ではなく街中でクラークが知り合ったスケーターを起用。当時演技未経験だったクロエ・セビニーは、本作でジェニーを演じたことによって時代のアイコンとなっていく。さらに、現在も女優として活躍しているロザリオ・ドーソンがルビー役を演じた。
90年代のティーンエイジャーの現実を突きつけ、多くのクリエイターに影響を与えるなど、今もなお熱烈なファンを増やし続ける本作が、製作からちょうど30年の時を経て、スクリーンで蘇る。
※本作は映倫の審査により、児童ポルノ禁止法に抵触するおそれのあるシーンをカット及び、修正したバージョンとなります。
監督:ラリー・クラーク
脚本:ハーモニー・コリン
出演:レオ・フィッツパトリック、ジャスティン・ピアース、クロエ・セビニー、ロザリオ・ドーソン、ハロルド・ハンター、Yakira Peguero 他
「ザ・ザ・コルダのフェニキア計画」
ウェス・アンダーソン監督がベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ビジネスの危機的状況を打開するべく旅に出たヨーロッパの富豪ザ・ザ・コルダが、娘で修道女のリーズルとともにさまざまな事件に巻き込まれていく姿を描いたコメディ。
独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国フェニキア。6度の暗殺未遂を生き延びたヨーロッパの大富豪ザ・ザ・コルダは、フェニキア全域におよぶインフラを整備する大プロジェクト「フェニキア計画」を画策していた。成功すれば、今後150年にわたり毎年ザ・ザに利益が入ってくる。しかし妨害により赤字が拡大し、30年かけて練り上げてきた計画が危機に陥ってしまう。ザ・ザは資金調達のため、疎遠になっていた娘で後継人の修道女リーズルとともに、フェニキア全土を横断する旅に出るが……。
共演にはケイト・ウィンスレットの実娘で俳優のミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッドら、ウェス・アンダーソン監督作に初参加のキャストに加え、トム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチらおなじみの顔ぶれも集結。2025年・第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
監督:ウェス・アンダーソン
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス 他
Information
- イベント期間
- 2025.10.31 - 2025.11.6
- 会場
- 8F WHITE CINE QUINTO
- その他
- Official HP:https://www.cinequinto.com/white/