チャールズ・イームズ、エーロ・サーリネン。
ミッドセンチュリーのデザインに出会える場所
イームズ夫妻、ジョージ・ネルソン、エーロ・サーリネン、ヴェルナー・パントンなど…インテリアの黄金期といわれる1940〜70年代のミッドセンチュリー期に活躍したデザイナーの家具や小物を扱うインテリアショップ「Mid-Century MODERN」。国内屈指の品揃えを誇るイームズのシェルチェアなどのヴィンテージアイテムに加えて、渋谷PARCOのショップでは次の未来を担う若い世代へ向けて、現代のデザイナーのアイテムもピックアップし、渋谷ならではのヴィンテージファニチャーを発信。「現代ではなかなか作れない有機的なフォルム。こういう美しいヴィンテージの家具を現代に継承し、日常の生活で使えるということはとても贅沢なこと。その当時の豊かさを家具を通して味わうことができます」と水原希子さん。
次世代に引き継げる
タイムレスなヴィンテージ家具の魅力
現在の折りたたみ椅子のモデルとなった、ジャンカルロ・ピレッティの代表作「Plia Chair(プリア チェア)」。現在、渋谷PARCOではカラーフレームタイプ3カラーを加えた全色が展示されている。折りたたむと厚さは約5cmというスリムな設計に加え、立ち上げた状態でもスタッキングが可能。そして、シートには独特のカーブとくぼみが施され、座り心地も抜群という優れた構造美に魅了される。「座ってみると、とても快適。シンプルなデザインで、どんなインテリアとも相性が良さそう。お手入れをして大切に使えば、次の世代にもちゃんと引き継ぐことができそうですね」
(奥)Plia Chair 各¥41,800〜、(手前)Plona Chair ¥115,500愛着深いものに囲まれた
ライフスタイルこそが、真の豊かな生活
ショッピング中の水原さんが「わあ、色も形もかわいい!」と、充電式テーブルライトの前で立ち止まった。イギリス出身のデザイナー ジョージ・ソーデンが「照明の世界に革命を起こす」という信念のもと2020年にスタートしたSowden Lightは、ランプ上面をタップすることで点灯・消灯し、長押しすることで調光も可能。光の拡散に優れ、衝撃にも強く壊れにくいシリコンを採用しているから、そのまま洗うことだってできる。オリジナリティと予想外の意外性にあふれた芸術に出会えたとき、私たちの心は満たされる。「Mid-Century MODERN」は、愛着が深いものに囲まれたライフスタイルこそが、真の豊かな生活なのだと教えてくれる場所。大切に丁寧に、愛着を持って使用すれば、2世代、3世代先にも受け継ぐことができるのだ。渋谷PARCO店ではイームズチェアの張り替えや修理など、経年劣化したヴィンテージのデザイナーズ家具のメンテナンスも可能。定期的なメンテナンスで、ヴィンテージ家具を永く愛用したい。
<SOWDENLIGHT>PORTABLE LAMP 各¥9,570偏見や苦手意識をなくすと
新しい世界が見えてくる
「『あっ、なんかいいな』と思う気持ちに対して、心や耳を澄ましていつもオープンでいたいなと思っています。なんで心惹かれるかわからないけれども、何かにとても惹かれている…そういう言葉ではうまく説明できない“ときめくもの”に対して直感をオープンにする。そうすると、自分自身の輪郭が見えてくるんです。その積み重ねによって、自分だけの特別な時間だったり、特別な空間を生み出すことができる。また最近、人生を豊かにするエッセンスとして大切なのは、偏見をなくすことだということにも気が付いたんです。偏見や苦手意識は持ちがちだけれども、とにかく一度『なんで嫌いなんだろう?』『どうしてこう思うんだろう?』と考えてみると、結果、自分をより知ることにつながり、それを受け入れてみると脳が拡張されて、新しい世界を切り開くことができる。小さなことなのですが、私はすごく虫が苦手だったんです。虫嫌いを克服してみようと、意識的に歩み寄って観察するようにしたら虫が妖精に見えてきた。『あっ、妖精って虫のことだったんだ』って(笑)。嫌いという感情で心のストッパーをかけないよう、まずは一回それに心を開いてみる。難しいことではあるのですが、やってみると本当に新しい世界が見えてくるんです」
- ショップ名
- Mid-Century MODERN
- フロア
- 4F
- 電話番号
- 03-6416-4006
- 公式サイト
- https://mid-centurymodern.com/
- 公式SNS
- Instagram : @midcenturymoderntokyo
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水原希子×SKWAT419202122|“宝さがし”のような一期一会の出会いが紡ぐ、自分だけの新しい物語
水原希子
1990年10月15日、米テキサス州ダラス生まれ、兵庫県神戸育ち。2003年、モデルとしてのキャリアをスタート。2010年に映画『ノルウェイの森』でスクリーンデビュー。ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞にノミネートされた。自身のブランドである「OK」では、多彩なクリエイターたちと実験的なプロジェクトに取り組み世界に発信している。日本語、英語、韓国語を話すトライリンガルであり、ソーシャルメディアの中でも圧倒的な人気を誇る。
Instagram(@i_am_kiko )