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親密な空間、迫力の臨場感。新生・PARCO劇場。

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親密な空間、迫力の臨場感。新生・PARCO劇場。
親密な空間、迫力の臨場感。新生・PARCO劇場。

新生・渋谷PARCOの5つのキーテーマ、FASHION/ART/ENTERTAINMENT/FOOD/TECHNOLOGY。その中のひとつ“ENTERTAINMENT”の核となるのが、「PARCO劇場」だ。1973年、渋谷PARCOの開業と同時に「西武劇場」の名前で誕生したこの劇場は、どのような進化を遂げたのか。豪華な面々が顔をそろえた、劇場お披露目&オープニング・シリーズ記者会見の様子とともにお届けする。

Photo
Sachiko Saito
Text
Kyoko Oya
Edit
RIDE MEDIA&DESIGN inc.

 

どの席からも舞台との一体感を感じられる、“プレミアムシアター”。

1973年に誕生したPARCO劇場は、プロデュース公演のパイオニアだ。芸術監督を置かず、劇場スタッフとクリエイターが膝を突き合わせて創造してきた舞台は、約1200作品にものぼる。

そして新たに生まれ変わったPARCO劇場は、過去の系譜を受け継ぎながら、より創造性豊かな劇場へと進化。舞台は、奥行きと天井高によって、ダイナミックな演出が可能に。客席は636席。

オープニング・シリーズに登場する豪華な顔ぶれが集結。

1月24日(金)に、晴れて開場した新生・PARCO劇場。旧・PARCO劇場時代からのレパートリーの2演目のこけら落とし公演に続いてスタートするのが、「PARCO劇場オープニング・シリーズ」だ。

オープニング・シリーズでは、3月13日(金)にスタートする渡辺謙氏主演の『ピサロ』を皮切りに、1年以上をかけて計14作品を上演。自身もオープニング・シリーズの舞台に立つ藤井隆氏を司会に迎えて行われた記者会見には、14作品から21名のクリエイターや俳優が登壇。

撮影/阿部章仁

(下段左から順に)藤井隆/渡辺謙/宮沢氷魚/森新太郎/石田明/三谷幸喜/吉田一輔/大泉洋/山本耕史/竜星涼/長田育恵
(上段左から順に)宮藤官九郎/河原雅彦/生瀬勝久/池田成志/古田新太/前川知大/杉原邦生/市川猿之助/天海祐希/G2

「レジェンドという表現は大げさですが、『新生・PARCO劇場は、こんな風に始まったんだと』と言われるような幕開けにしたい」と語った渡辺謙氏を筆頭に、豪華な面々がオープニング・シリーズへの意気込みを披露した。

オープニング・シリーズの初演を飾る『ピサロ』より、渡辺謙/宮沢氷魚。 6月〜8月にかけて3ヶ月連続3作品を手がける、三谷幸喜。三谷幸喜演出の『大地』に出演する、大泉洋。 演劇界の最強ユニット“ねずみの三銃士”企画『獣道一直線!!!』。宮藤官九郎(脚本)/河原雅彦(演出)/ねずみの三銃士(生瀬勝久、池田成志、古田新太)
 

オープニング・シリーズ第一弾! 戯曲『ピサロ』

こけら落とし公演に続き、オープニング・シリーズの第一弾を飾るのは、1985年、山崎努氏を主演に旧・PARCO劇場で上演された『ピサロ』。新たに主演を務めるのは、1985年の上演時にもキャストに名を連ねていた渡辺謙だ。

本作は成り上がりのスペイン将軍ピサロが167人の兵とともにインカ帝国の王を生け捕りにしてしまうという、インカ帝国征服を主軸とした物語だが、1985年当時の渡辺謙は、インカの王であるアタワルパを熱演。今回そのアタワルパには、繊細さと大胆さを合わせ持つ新鋭、宮沢氷魚が抜擢された。
渡辺謙が「PARCO劇場は、僕の役者人生におけるエポックな劇場」と語れば、「プレッシャーはありますが、それを楽しみながら体当たりで挑みたい」と宮沢氷魚。そして脇を固める豪華なキャスト陣により、“伝説の舞台”と称された傑作がよみがえる。

『ピサロ』

ピーター・シェーファー
翻訳
伊丹十三
演出
ウィル・タケット
出演
渡辺謙
宮沢氷魚/栗原英雄/和田正人/大鶴佐助/ 首藤康之/小柳友/田中俊介/菊池均也/ 浅野雅博/亀田佳明/金井良信/下総源太朗/ 竹口龍茶/松井ショウキ/薄平広樹/中西良介/ 広島光/羽鳥翔太/加藤貴彦/萩原亮介/鶴家一仁/ 王下貴司/前田悟/佐藤マリン/鈴木奈菜/宝川璃緒/ 外山誠二/長谷川初範
公演日程
2020年3月13日(金)~4月20日(月)
※PARCO劇場オープニング・シリーズ第一弾「ピサロ」初日延期及び一部中止のお知らせ(3月12日公開)
チケット料金
¥13,000(全席指定、税込)

 

公演概要
https://stage.parco.jp/program/pizarro/

日本を代表する俳優陣や演出家がお届けする、 PARCO劇場の新たな歴史を刻むにふさわしい今後のラインナップ。

第一弾の『ピサロ』を皮切りに、2021年5月まで続くオープニング・シリーズ。なかでも旧・PARCO劇場の時代から劇場との縁深い演出家・三谷幸喜は、2020年6月から8月にかけ、“三作品三ヶ月公演”に挑む。
来る東京オリンピックと重なる日程だが、「スポーツに興味のない方は、どうぞお越しいただけたら(笑)」と“三谷節”を炸裂させつつ、「そんな時期に上演を依頼してくれた、PARCOさんの信頼を感じます。恩義に応えたい」と意欲を覗かせた。
このほか、オープニング・シリーズ第二弾となる佐々木蔵之介主演の人情喜劇『佐渡島他吉の生涯』をはじめ、豪華クリエイターによる、バラエティに富んだ計14作品が上演される。

(左から順に) 佐々木蔵之介主演『佐渡島他吉の生涯』、三谷幸喜 作・演出『大地』、PARCO MUSIC STAGE『三谷幸喜のショーガール』

『佐渡島他吉の生涯』

原作
織田作之助「わが町」より
脚本
椎名龍治 潤色:森繁久彌
演出
森新太郎
出演
佐々木蔵之介/石田 明(NON STYLE)/壮 一帆/谷村美月/松永玲子/ 藤野涼子/大地洋輔(ダイノジ)/弘中麻紀/福本伸一/上川周作/どんぐり/陰山 泰/ 清瀬ひかり/高本 学/辻本みず希/長橋遼也/橋本菜摘/橋渡竜馬/原口侑季/ 早野ゆかり/双松桃子/平宅 亮/ほりすみこ/横濱康平/前田一世/高橋克明/山野史人
公演日程
5月13日(水)~6月7日(日)
チケット料金
¥10,000(全席指定、税込)
公演概要
https://stage.parco.jp/program/sadojimatakichi/

『大地』

作・演出
三谷幸喜
出演
大泉洋/山本耕史/竜星涼/栗原英雄/藤井隆 濱田龍臣/小澤雄太/まりゑ/相島一之/浅野和之/辻萬長
公演日程
2020年6月20日(土)~8月8日(土)
チケット料金
¥12,000(全席指定、税込)
公演概要
https://stage.parco.jp/program/daichi/

『三谷幸喜のショーガール』

脚本・作詞・ 構成・
演出
三谷幸喜
出演
川平慈英/シルビア・グラブ
公演日程
2020年7月16日(木)~8月7日(金)
チケット料金
¥7,000(全席指定、税込)
公演概要
https://stage.parco.jp/program/showgirl2020/

三谷文楽『其礼成心中』

作・演出
三谷幸喜
作曲
鶴澤清介
出演
竹本千歳太夫/豊竹呂勢太夫/豊竹睦太夫/豊竹靖太夫/鶴澤清介/ 鶴澤清志郎/鶴澤清丈/鶴澤清公/吉田一輔/吉田玉佳/桐竹紋臣/ 桐竹紋秀/吉田玉勢/桐竹紋吉/吉田玉翔/吉田玉誉/吉田簑太郎/ 吉田玉彦/桐竹勘介/吉田玉路/吉田簑之/吉田簑悠/
囃子
望月太明蔵社中
公演日程
2020年8月13日(木)~8月20日(木)
チケット料金
¥8,500(全席指定、税込)
公演概要
https://stage.parco.jp/program/sorenari2020/

長田育恵 作、栗山民也 演出、上白石萌歌ほか出演
『ゲルニカ』(2020年9月)

ねずみの三銃士 企画、宮藤官九郎 作、河原雅彦 演出
『獣道一直線!!!』(2020年10月)

前川知大 作・演出
『タイトル未定』(2020年11月)

トラビス・ファイン 作、谷賢一 脚本、宮本亞門 演出
『チョコレートドーナツ』(2020年12月)

立川志の輔 出演
『志の輔らくご in PARCO 2021』(2021年1月)

A.Rガーニー 作、青井陽治 訳、藤田俊太郎 演出
『ラヴ・レターズ』(2021年1月)

杉原邦生 演出、市川猿之助ほか 出演
『薮原検校』(2021年2~3月)

ジュード・クリスチャン 作、ウィル・タケット 演出 天海祐希ほか 出演
『レディ・マクベス』(2021年3~4月)

G2 作・演出、中井貴一ほか 出演
『月とシネマ』(2021年4~5月)

渋谷から極上のエンターテイメントを発信、PARCO劇場が築く“新たな文化”に乞うご期待!

プロデュース公演の先駆けとして、渋谷の地から新たな舞台文化を発信し続けてきたPARCO劇場。この場所から、また新たなカルチャーが誕生するに違いない。ぜひ、オープニング・シリーズに足を運んで、その目で確かめてみてほしい。

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