アート・カルチャーの情報発信地として、渋谷PARCOに誕生するミュージアム・ギャラリー。そのオープニングエキシビションを飾るのが、今も世界を熱狂させる漫画「AKIRA」の世界感を体現できる「AKIRA ART OF WALL Otomo Katsuhiro × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」だ。
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- TAKAMURA DAISUKE
渋谷PARCOの工事仮囲いとして公園通り沿いに出現し、約2年にわたって渋谷と共存したアートウォール。
新生・渋谷パルコに向けた大規模工事が進む2017年5月。改築工事の仮囲いとして出現し、大きな注目を集めたのが「AKIRA」のアートウォールだ。原作者である大友克洋氏とコラージュアーティストの河村康輔氏の協働によるアートウォールは、惜しまれつつも撤去となった2019年7月まで渋谷の街と共存し、多くの人々を呼び寄せた。
“2019年のネオ東京”を舞台とした、日本SF漫画の金字塔。
『AKIRA』は1982年から1990年にかけて「週刊ヤングマガジン」に連載された、大友克洋氏よる漫画。1988年には同氏の監督・脚本によって映画化され、英語版の制作もされた日本SF漫画の金字塔的作品だ。緻密に練り上げられたストーリーと退廃的な世界観が国境を越えて支持された、物語の舞台として描かれているのが“2019年のネオ東京”。
山城組の音楽が鳴り響く中、アートウォールを再構築、“ネオ東京”の世界を体感できるエキシビションを開催。
そして、2019年の渋谷で開催されるのが「AKIRA ART OF WALL Otomo Katsuhiro × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」。工事現場からアートウォールを再発掘し、約2年の間に受けたダメージはそのままに、巨大なコラージュ作品として再構築。映画版のサントラを手掛けた山城組による音楽が鳴り響く中、“ネオ東京”の世界を体感できる。
エキシビション開催記念となる、限定グッズの販売も!
4Fの「PARCO MUSEUM TOKYO」では再構築したアートウォールを主軸に「AKIRA」連載当時の貴重な原画やポスターを展示し、作中に登場するオブジェもリアルに再現。B1Fの「GALLERY X」では、巨大立体物によるインスタレーションを実施する。さらにはエキシビション開催記念の限定グッズも販売し、ファン必携のアイテムになりそうだ。
「AKIRA ART OF WALL Otomo Katsuhiro × Kosuke Kawamura AKIRA ART EXHIBITION」「PARCO MUSEUM TOKYO」4F
11月22日(金) 〜 12月16日(月)10:00〜21:00
「GALLERY X」B1F
11月22日(金)〜12月8日(日)11:00〜21:00
※両会場、最終日は18:00閉場。
※PARCO MUSEUM TOKYOの入場は各日閉場の30分前まで。
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