夏帆×MM6 Maison Margiela／beautiful people｜自由な感性を刺激する、奥深いテーラリングの世界

伝統的なテーラリング技術に裏付けられた
モダンかつ実験的なフォルム

Maison Margielaが発信するコンテンポラリーライン「MM6 Maison Margiela」。“エブリデイウェア”をコンセプトに、ときにユーモアを効かせ、モダンなユースカルチャーを取り入れた現代的でユニークなミックススタイルを提案している。2022 AW「アヴァン・プルミエール」コレクションでは、“テーラリング”にフォーカス。大胆なカットアウトの技法によって様々な着方を可能にした。夏帆さんが着用したテーラリングコートは、脇部に入った大胆なスリットによって、ポンチョのように着こなしたり、前や後ろで結んでロングベストのようにもアレンジできる。上質なウールファブリックに伝統的なノッチドカラーなど、オーセンティックなテーラリングのエッセンスをベースに、ミニマルを極めながらもひねりを効かせた、MM6らしさを見事に象徴する一着だ。「このコートはジェンダーレスで楽しめ、いろんな着方もできる。遊び心があって、お店で見るだけと実際に着てみるとでは、まったく印象が違って驚きました。すごく、ワクワクする洋服だなって」

MM6の変わらぬ哲学
それは、着る人が自由に生み出す構築美

夏帆さんが選んだのは2022 AW「アヴァン・プルミエール」コレクションのニットとデニムのコーディネート。袖をひじの手前まで少し引き上げるだけで、スリーブ部分のボリュームが美しく変化するなど、ニットを実際に着てみると、まるで身体と一体化するように自由な構築美を作り出すことができる。「デニムのルーズなサイズ感や、ニットのディテールがとてもMM6らしいなと思いました」と夏帆さん。

折り紙からインスパイアされた
アイコニックな「ジャパニーズ」バッグ

MM6のアイコンとして知られる「ジャパニーズ」バッグが誕生したのは2009年。日本の伝統的な折り紙のアイデアがインスピレーションとなり、折るという芸術をバッグへ昇華させた。オーガニックでシンプルな魅力はそのままに、発売から10年間で様々なファブリックを採用し、新しいフォルムとサイズに進化している。夏帆さんが持っている「ジャパニーズ」バッグは、2022 AW「アヴァン・プルミエール」コレクションに登場する新作。またショップ内には、ロゴが刻印されたシルバーのアクセサリーなど、MM6のシグネチャーであるアイテムが豊富に取り揃えられている。

歳を重ねることで「楽しくなる」
俳優・夏帆の現在地

「歳を重ねていくにつれ、すごく身軽になれた気がします。多分、そういうタイミングは人によって違うと思うのですが、30代になったから何かが劇的に変わったかというと、そういうわけでもない…ただ、数年前のほうがもっといろんなことに焦っていたし、自分で自分を追い込むではないですけど、なんか、そういう感じで。20代は結構ジタバタしていたのですが、今ようやく、だんだん肩の力が抜けてきて、少し視野が広くなってきているのかなって、思い始めてるところですね。仕事を始めたのが10代の前半でしたので、壁にぶつかるのも同世代に比べて少し早かったのかもしれません。仕事をして何年かすると、必ずみんな１回は大きな壁にぶつかるじゃないですか。それが私の場合は20代前半にあって。今は、歳を重ねると『楽しくなるんだなぁ』っていうのを実感しています」

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