前田敦子×MARC JACOBS／金沢まいもん寿司｜“楽しむ心”を求めて。渋谷PARCOのファッションと食

10代で日本を代表する国民的アイドル、20代で母へ。そして30歳という節目に独立を…どんなときも自分自身としっかり向き合い、女優として、母として、女性としてという枠を軽やかに飛び越え、進化し続ける前田敦子さん。今回、彼女が訪れたのは、世界で最も影響力のあるデザイナーとして常にファッション業界を牽引する「MARC JACOBS」と、とびきり活きのいい日本海の恵みを提供する「金沢まいもん寿司」。「楽しむ心を忘れない！」という前田さんの心を満たすエッセンスを求めて、渋谷PARCOをクルーズ。

Photo: Nao

Styling: Yusuke Arimoto

Hair&Make: Riho Takahashi

Text: Hisako Yamazaki

Edit: RIDE MEDIA＆DESIGN inc.

DNAであるデニムへアップデートした
「THE MONOGRAM COLLECTION」

渋谷PARCOのMARC JACOBSのショップは、「MARC JACOBS」と2020年に誕生した「Heaven by Marc Jacobs」の2つのラインが楽しめる場所。サブカルチャー、個性、コミュニティへの礼賛…独自のユニバースを拡張し続けるデザイナー、マーク・ジェイコブスの遊び心あふれる世界観を体感することができる。イットアイテムとして注目したいのは、ブランドロゴをチェーン状にあしらったモノグラムがアイコニックな「THE MONOGRAM COLLECTION」。2022AWの新作として、デニムにアップデートされた「THE TOTE BAG」をはじめ、ジャケット、ドレス、ボトムスなどの豊富なラインナップが登場。ウォッシュ加工を施していないイタリア製のデニム×光沢のあるジャカード織りというこだわり抜かれたデニムは、軽やかなストリート感を楽しみながら、さりげないドレスアップも堪能できる…まさにMARC JACOBSの自由な精神を体現した、新しいデニムスタイルなのだ。

THE MONOGRAM DENIM LARGE TOTE ¥56,100、THE LEATHER SMALL TOTE BAG ¥71,500、THE JACQUARD MINI TOTE ¥44,000、CHAIN STRAP ¥17,600

THE MONOGRAM DENIM JACKET ¥94,600、THE TSHIRT ¥14,300、THE MONOGRAM DENIM MINI SKIRT ¥47,300、THE JOGGER ¥47,300、THE MONOGRAM DENIM SMALL TOTE ¥51,700

遊び心と機能美を散りばめた
クラシックでユニークなバッグ

「わあ、可愛い！」と、前田さんが左肩に斜め掛けしたパープルのバッグ「THE J MARC SHOULDER BAG」は、ブランドのシグネチャーであるJ マークの留金がポイントとなり、とりわけ特筆すべき魅力は、ウェビングストラップ付きクロスボディ、太めのチェーンのショルダーバッグ、クラッチと3WAYで楽しむことができる機能美。また、前田さんが右肩に斜め掛けした赤いバッグは、2007年にMARC BY MARC JACOBSで誕生し、不動の人気を誇った名品「Classic Q」シリーズの生誕15周年を記念して復刻した「RE-EDITION KARLIE BAG」。両バッグともに、MARC JACOBSらしい圧巻のカラーバリエーションが揃い、ライフスタイルに合わせてこの秋のワードローブにプラスしたい。

（左）THE J MARC SHOULDER BAG ¥62,700（右）RE-EDITION KARLIE BAG ¥44,000

SNAPSHOT KEY CASE ¥15,400

「やりたいことは、やっていいよね」
前田敦子、31歳のマイルール

かつては、国民的アイドルグループAKB48を“不動のセンター”として牽引した前田さん。14歳でデビューし、21歳でAKB48を卒業。27歳で母となり、30歳という節目の年に事務所を独立してフリーとなった。俳優・前田敦子として、ひとりの女性として、彼女はいつもしなやかに、軽やかに進化を遂げている。

「『人に迷惑をかけなければ、自分がやりたいことはやっていいよね』という想いは、私の心にまっすぐあること。他人からどう見えているのかを気にしながら生きていたら、全然前に進まなくなってしまうから。どんな夢を持って、なにをやりたいか――やりたいことが見つかって、それが自分で正しいことだと確信できるのであれば、誰に何を言われても構わない。ただ真面目に、仕事だけをしている人生が良いとは思わないんです。もちろん、仕事で迷惑をかけることは一番よくないことですけれども、プライベートの範囲であれば何をやってもいいよねって。自分のことは自分でしか機嫌をとってあげられないですから、私自身が笑顔でいられることを“ものさし”にしています。そうでないと、他の人のことも考えられないですよね」