• ホーム
  • 特集
  • SHIBUYA PARCO ART WEEK 2024|アーティストの眼差しが描き出すもの。イノセントにアートをたのしむ11日間の幕開け

SHIBUYA PARCO ART WEEK 2024|アーティストの眼差しが描き出すもの。イノセントにアートをたのしむ11日間の幕開け

  • LINE
SHIBUYA PARCO ART WEEK 2024|アーティストの眼差しが描き出すもの。イノセントにアートをたのしむ11日間の幕開け
SHIBUYA PARCO ART WEEK 2024|アーティストの眼差しが描き出すもの。イノセントにアートをたのしむ11日間の幕開け

「SHIBUYA PARCO ART WEEK」が、今年も幕を開ける。他者や社会との繋がりを見つめた作品や、内なる自分と向き合い生まれた作品、ハピネスや愉悦を込めた作品――鑑賞しながら館内を歩き渋谷の街に出ると、もしかしたら世の中が少し明るく、希望に満ち、鮮やかに映るかもしれない。この秋は、イノセントな心で、アートをたのしんで。

※掲載アイテムや展示内容は、予告なく変更・販売終了する可能性がございます。各ブランドの公式情報をご確認ください。
© FriendsWithYou Courtesy of NANZUKA


▼ポケパル払い・PARCOカード 10%ペイバックキャンペーン
PARCO公式スマートフォンアプリ「POCKET PARCO」で渋谷PARCOをよく行く登録し、対象店舗にて、<キャッシュレス決済>でお買い物をすると、10,000円お買上げごとに、最大50,000円分のお買物まで10%ペイバック。

期間:2024年9月13日(金)~9月15日(日)
詳細はこちらまで。

Text
Keisuke Kagiwada
Edit
RIDE inc.

Index


▶GALLERYⅠ  ▶GALLERYⅡ  ▶PERFORMING ARTS  ▶POP UP  ▶EVENT

PERFORMING ARTS

P wave / ハラサオリ

「環境と身体」をテーマに、自らの身体、光、音、テキスト、ドローイングなど多様なメディアを用いた上演型作品を制作するハラサオリ氏が、振付作品『P wave』を発表。2021年より形を変えながら展開されてきた本作のテーマは「振動と受容」。地震大国で生まれ育った自らの身体記憶を振付的視点で再考し、揺れる環境におけるヒトの肉体的・精神的な在り方が探求される。

詳細はこちら
※SHIBUYA PARCO ART WEEKでの上演は、2024年5月の『P wave』初演(会場:ゲーテインスティトュート東京)の改変版です。

ハラサオリ

1988年東京生まれ。美術家、振付家、ダンサー。約10年に渡るベルリン滞在を経て、2023年より東京、横浜、神戸、京都など国内各都市で活動を行い、舞台のみならず音楽やファッションなどのカルチャーシーンとも関わりながら多様な表現を展開している。
Instagram(@saorihala

GALLERY I

2G(NANZUKA)|食材と絵の具の融合によって生まれた怪物は、アーティストの過去の肖像!? 安部貢太朗の個展「EFFIGY」



「2G(NANZUKA)」では、AKIINOUEキュレーションのもと、安部貢太朗氏による個展「EFFIGY」を開催中。近年、食材と絵の具を混ぜ合わせることで現れる独特の質感を用い、怪物を彷彿とさせる”半立体作品”を制作する安部氏が、新作6点を発表する。小さいホワイトボードにスケッチした自身の中にある有象無象の中からのイメージをそのままを作品に落とし込むというプロセスは、今まで自身が見てきたもの、触れてきたもの、感じてきたものであり、作品を通してそれらを紹介している感覚だと語る。本展のタイトル「EFFIGY」は、そんな安部自身の過去の肖像という意味なのかもしれない。

(左)DEVIL SUMMONER, 2024 / © Kotaro Abe Courtesy of AKIINOUE and NANZUKA
(右)MUTANT STRAIN, 2024 / © Kotaro Abe Courtesy of AKIINOUE and NANZUKA

安部 貢太朗

1988 年大分県生まれ。魚の養殖業を営む家庭で生まれ育つ。そこでの餌作りの方法をヒントに、食材に顔料とメディウムを混ぜ合わせる独自の絵の具を開発。そのユニークな方法を軸に作品を制作、発展させている。
Instagram(@kohtaro_abe

2G(NANZUKA)|シュールな世界観で情報社会のアイデンティティを探求。見る者を不思議の国へといざなうNimyuの個展



Feed Me Up - Octopus Girls, 2024
©︎ Nimyu Courtesy of AKIINOUE and NANZUKA

ART WEEKの後半戦、「2G(NANZUKA)」では、AKIINOUEキュレーションによる、Nimyu(ニミュ)の新作個展「Dance with Me」を開催。中国生まれのNimyuは、北京の中央美術学院でBFAを取得後、ニューヨーク・アカデミー・オブ・アート大学院を卒業し、現在は東京を拠点に活動する注目のアーティストだ。さまざまな表現方法を通して彼女が探求するのは、高度情報化社会における個人のアイデンティティの複雑さ。人間、動物、食物などなど日常にありふれた現実的なモチーフとシュール空想が同居する作品は、見る者を不思議の国へといざない、さまざまな問いを投げかけてくるだろう。一度味わったら病みつきになるその奇妙な作品体験を、ぜひお試しあれ。

Nimyu

中国に生まれ、ニューヨークでアートを学び、現在は東京を拠点に活動するアーティスト。ペインティング、ビデオ、アニメーションなどさまざまなメディアで作品を制作している。情報主導の社会と、私たちの世界理解に影響を与える根本的な要因を熟考し、個人のアイデンティティの複雑さを探求する。
Instagram(@nimyu.art

OIL by 美術手帖|人間や社会の変化を思考し、多彩な技法でアートに昇華。酒井建治個展「Like seeing this world for the first time」



シルクスクリーン、油絵、版画、立体作品。多彩な表現方法による作品を通して、生活を送る中で生じる感情の変化を様々な時間軸から捉え、現代社会における自分の位置や存在への確認と返答を行う酒井建治氏。そんな彼の個展「Like seeing this world for the first time」が「OIL by 美術手帖」で開催される。本展で発表されるのは、移りゆく人や世の中について思考し探求を続ける絵画シリーズのほか、幾何学構成的にストリートの風景を捉えた新作絵画。身近ではあるが果てしないテーマと真摯に向き合うことによって立ち上がる、その比類なき世界観には、ただただ圧倒されるしかない。体験した後は、見慣れた街の風景が少しだけ違って目に映ることだろう。

酒井建治

1996年生まれ。現在は主に油絵や版画、立体作品など様々なメディアを用いて作品を発表。図形を用いた表現や、社会や感情といったものにも形を与えて再解釈を行う。現在は東京を拠点に活動している。
Instagram(@kenjisakai_87

PARCO MUSEUM TOKYO|架空の神話に基づく冒険。FriendsWithYouの個展「Ocean - Temple of the Sacred Heart」



© FriendsWithYou Courtesy of NANZUKA

サミュエル・アルバート・ボークソンとアルトゥーロ・サンドバルによるアートコラボレーティブ、FriendsWithYou。「PARCO MUSEUM TOKYO」では、NANZUKAのキュレーションのもと、個展「Ocean - Temple of the Sacred Heart」を開催。“Magic”、“Luck”、“Friendship”を軸にして2人が生み出すのは、「新しい人間関係の構築」を提案する体験型の作品だ。地球を海と名付ける架空の神話に基づく本展もまた然り。鑑賞者たちは、KAWAII仲間たちの軍団が、Mixxyアルゴリズムから全ての存在を解放するために、団結して立ち向かう勇敢な冒険へと参加することになるだろう。その遊び心溢れる作品には、参加を通じて、自分自身や他者とつながり、友情を広げてコミュニティを築いたうえで、自然界との関係をも深めることを願う、アーティストの祈りが込められている。4Fの吹き抜けスペースでは、無料で体験できるライドの作品も楽しめる。

FriendsWithYou

サミュエル・アルバート・ボークソンとアルトゥーロ・サンドバルが、2002年に設立した2人組アートコラボレーティブ。体験、没入型インスタレーション、彫刻、絵画、アニメーション、ライブパフォーマンスとして具現化された作品は、世界各国の名だたる美術館のパーマネントコレクションに所蔵されている。
Instagram(@friendswithyou

GALLERY X BY PARCO|嶌村吉祥丸、初の写真集『what is good?』発売に先駆けた展覧会を開催



9月25日、写真家・アーティストとして、そして領域横断的な活動で注目を集める嶌村吉祥丸氏が、初の写真集『what is good?』をリリース。収録されるのは、過去10年にわたり、東京、パリ、ベルリン、モスクワ、ラオス、ニューヨーク、ポートランドなど、世界各地を巡るなかで撮り溜められた作品から、「“good”とはなにか」という問いと向き合って選ばれた約200点だ。その発売に先駆け、「GALLERY X BY PARCO」では、書籍の先行発売と作品の展示を行う刊行記念展覧会が開催。「わたしにとって写真は、人やこの世界と対話するためのことば」。そう綴る嶌村氏が、知らず知らずのうちに“good”を探して注いできた眼差しには、世界をそっくりそのまま抱擁するかのような優しさにみなぎっている。オリジナルグッズも販売。

嶌村 吉祥丸

東京生まれ。アーティスト・写真家として、分野を越境し国内外を問わず活動。さまざまな表現者と協働しながら「same gallery」 (東京)や「koen」(京都)のディレクターとして企画・キュレーションを行うほか、「ラーメン吉祥丸」やフレグランスブランド「kibn」をプロデュース。主な個展に"Unusual Usual"(Portland, 2014)、 “Inside Out” (Warsaw, 2016)、"photosynthesis"(Tokyo, 2020)など。
Instagram(@kisshomaru

前のページ
1 / 5
  • LINE

Other Posts