ZEROBASEONEのなかでは、長男と弟というキム・ジウンさんとパク・ゴヌクさん。年齢は離れていても、ふたりはどこか“似たもの同士”。だから、本当の家族のように思い出や感情、心までも共有する深い絆を出会ったときから育んでいるそう。ふたりで人生を豊かにするエッセンスを探しに、「BYREDO」と「CARNICERIA」をショップクルーズ。ラグジュアリーな香りと最高峰のお肉を堪能しながら、たくさんのことを語り合った。
- Photo
- Sachiko Saito
- Stylist
- Ryu Sihyuk
- Hair
- Hwang Seung Jin
- Make
- Hwang Yeonjin , Kim Sehee
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- Mariko Araki , Naoko Kinoshita(RIDE)
記憶や感情をコンセプトに生み出される
「BYREDO」という芸術作品
「BYREDO」は2006年にスウェーデン・ストックホルムで設立されたラグジュアリーブランド。ブランド名は古い英語の“by redolence”に由来し、ファウンダー兼クリエイティブディレクターであるベン・ゴーラムの記憶や感情をコンセプトに、芸術作品のような香りを生み出すことで知られている。フレグランスをはじめ、ホーム、レザーグッズ、アクセサリー、メイクアップなどのアイテムも展開。伝統的なクラフツマンシップと上質な素材にこだわったアイテムは、シンプルでありながら極上に贅沢。クワイエット・ラグジュアリーを貫くBYREDOのアイテムは、創造性を通して人とその生活に意義とインスピレーションを与え続ける。
香りは記憶と結びつく、人生を豊かにするエモーショナルなエッセンス。キム・ジウンさん、パク・ゴヌクさんのおふたりにパーソナルな“香りの記憶”を訊ねてみた。
「モノを作るのが好きで、香水も工房に行って自分で調香したことがあるんです。とても抽象的な表現となるのですが、『寒いときに使ったら、温かい気持ちになるようなフレグランス』を作りたくて(笑)。僕は少し変わった、オリジナリティあるものに惹かれます。調香はとても楽しい経験だったので、いつか自分で作ったフレグランスをZEROSEのみなさんにプレゼントできたらいいなと考えています」(ジウンさん)
「僕は故郷の家の香りが染み込んだ服の匂いが、本当に好きだったんです。でも、実家を離れてメンバーと宿舎で生活するうちに……時間と共にその匂いはなくなったんですけど、あるとき、偶然に取り出した服から、ふと実家の匂いを感じられた瞬間、『ああ、すごくいいな』って! 昔の故郷を思い出し、懐かしい気持ちになったんです」(ゴヌクさん)
香りとの出合いによって拡大される、
人生の豊かさというエッセンス
ショップクルーズがはじまるとすぐに、ふたりはお気に入りの香水探しをスタート。シュッと手首にフレグランスを吹きかけて、素肌の上で変化する香りを楽しんだ。
ゴヌクさんは「BLANCHE(ブランシュ)」を嗅いだ瞬間、パッと目を輝かせ「僕はこれが好き!」と教えてくれた。 「“BLANCHE”はBYREDOを象徴するフレグランスだと思います。とってもラグジュアリーな香り。僕はもともと、香水をあまり使わないんです。というのも、自分の肌の匂いで勝負したいタイプだから(笑)。でも、ファンの方にお会いする機会も多くなり、香りで自分の印象を変えられることもあるので、最近、少しづつ香水を楽しむようになりました」とゴヌクさん。彼が語るように「BLANCHE」は、BYREDOのフレグランスコレクションの中でもロングセラーアイテム。新しいシーツの下に滑り込んだ時を想わせる清潔感があって優しい、香りの質感と肌心地を追求している。
一方、ジウンさんが選んだのは、森で過ごすジプシーな夜の熱気を思い起こさせる、松葉とサンダルウッドのクリーミーな温かさが魅力の「GYPSY WATER(ジプシー ウォーター)」。
「僕はポケモンが好きなのですが、このフレグランスを嗅いだ瞬間、こおりタイプのポケモンがそこにいるような気がして、一気に惹き込まれました!」とジウンさん。
昨年9月にローンチした新作「DESERT DAWN(デザート ドーン)」も、この季節におすすめの香り。カルダモンとローズペタルの魅惑的な甘いスパイス、パウダリーでわずかにアーシーな力強いハートノートで、素肌をふわりと温かく包み込んでくれる。
最高品質の素材×ハイエンドなデザインで
完成させた、ずっと大切にしたい逸品
BYREDOの“Byproduct”とは、ビューティの枠に収まらないブランドの基本哲学を反映したアイテムで、本能的な創造性を正確な技巧で表現するという原則を発展させたライン。レザーグッズからアイウェア、ブランケット、バスケット、コラボレーションによる高級ジュエリーからキャンプ用品まで、これまでにも幅広いアイテムを手がけている。それらは、その瞬間、瞬間のリズムを捉えるBYREDOのエッセンスを注いだ「プロダクト=作品」となっている。渋谷PARCOのショップでは、ブランケットやバッグ、ファインジュエリーやサングラスを展開。
ゴヌクさんが着用するシルバーネックレスは、丸みを帯びたパールシェイプとグラフィックのバーが組み合わさり、そのパターンが繰り返し拡張されてできている。永続するようにデザインされたBYREDOのファインジュエリーは、古い世代から次の世代へと受け継がれるオーセンティックなステートメントアイテムだ。
そのほか、職人技が生み出す強度と耐久性を保証する特殊な織り技術によって作られた「DJ スクリブル トート バッグ」は、必需品を全て収納できるボリューム感が魅力。「アルファベータ・ブランケット」は、厳選されたメリノウールとカシミアが使用され、温かさはもちろん、五感が喜びで満たされる極上の触り心地に。
シルバー ネックレス ¥308,000、シルバー リング ¥63,800、シルバー チェーンリング ¥71,500 サングラス 各¥52,030 DJ スクリブル トート バッグ ¥63,800 アルファベータ・ブランケット - ソルト&ペッパー 各¥88,990
キム・ジウンとパク・ゴヌク。
“似たもの同士”なふたりの絆
仲間であり、家族のような存在――深い絆を育むふたりに、「ここがすごい!」と思えるようなお互いの素敵な部分を教えてもらった。
ジウン:彼は歳のわりに大人っぽいんです。19歳(2024年12月時点)という年齢を考えたら、心の持ち方も思考も本当に大人っぽい。あるときは弟みたいな感じがするけれど、あるときは、むしろお兄さんみたいだなって思うこともあります。彼のそういう部分が、ZEROBASEONEを支えている何かになっているんじゃないかなって。
ゴヌク:ジウンさんがすごく一生懸命に生きている姿を僕は何度も見ています。ZEROBASEONEの長男として、いつも一生懸命で。情熱をメンバーに見せることで、弟たちはそれを見習います。ジウンさんはみんなの士気を上げるような役割を担っているんです。お兄さんとしての彼の情熱が、弟たちを刺激して、みんなのいい部分を引き上げてくれるんです。
はじめて会ったときの第一印象は、お互いどんな印象を抱いたのだろうか。
ジウン:なんか僕と似ているなって感じた部分もあるんです。一見すると、ちょっと冷たい感じがして『仲良くなれるかな?』って思ったり。だけど一緒に時間を過ごすにつれ、僕たちの関係が近づくほどに、温かさを感じるようになりました。なんか、ホッカイロみたいな温かさを持っている。ゴヌクさんは僕の心を温めて、溶かしてくれる……春のような存在なんです。
ゴヌク:僕も同じような印象を受けました。スタイルもいいし、イケメンだし、とてもかっこいいし。そして、オーラもあって! やっぱり少し近づきにくい印象があったのですが、ジウンさんの方から僕に声をかけてくれて、サバイバルの最初の頃から親しく過ごすことができました。
■キム・ジウンさん着用アイテム
ブルゾン ¥69,300、シャツ ¥69,300、パンツ ¥66,000
■パク・ゴヌクさん着用アイテム
ジャケット ¥129,800、Tシャツ ¥29,700、パンツ ¥57,200
2F/beautiful people<check it>
- ショップ名
- BYREDO
- フロア
- 2F
- 公式ブランドサイト
- https://www.byredo.com/ja_jp/
- 公式SNS
- Instagram(@officialbyredo)