世界のランウェイで活躍するモデル・福士リナさんが訪れたのは、ニューヨークのファッションを牽引する「alexanderwang」と日本とパリのエスプリを融合した「KENZO」。春夏のモードなエッセンスを求めて、渋谷PARCOをクルーズ!
- Photo
- Kisshomaru Shimamura
- Hair&Make
- Rie Shiraishi
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- RIDE MEDIA&DESIGN inc.
KENZOで自由を纏う。
新しい自分の扉が開きはじめる
デザイナー高田賢三がパリにブティックを構え、初コレクションを発表したのは、今から50年以上も前。色鮮やかなフラワープリントの大胆な組み合わせ、日本の平面作図からヒントを得たゆったりしたシルエットなど、KENZOが表現したポジティブなエネルギーと自由奔放なスピリットは、パリのモード界にセンセーショナルをもたらし「世界のKENZO」へと成長。その大胆でボーダーレスなブランドのアイデンティティを象る「色」、「旅」、「自然」というキーワードは、現在もしっかりと受け継がれている。2017年、KENZOのランウェイ(2018SS)をヴィヴィッドなパープルのミニドレスで堂々と歩いた福士リナさん。「KENZOの服を纏うとすごく前向きな気持ちになれます。自分をスペシャルに魅せてくれる独特の色や柄は、まさに“KENZOマジック”。私はパリ、ミラノ、ニューヨークを中心にファッションショーに出ているので、海外に行くのはほとんどモデルの仕事が多かったのですが、旅をすると自分の知らない性格や人格みたいなものを垣間見られる時があり、まだ見ぬ私自身が“開かれる”感覚がいつもあるんです。それは、大胆な色彩や柄のKENZOのファッションを纏った時に生まれる感情とよく似ている気がします」。
KENZOのフラワープリントを
モダンに再解釈
「このスカートの丈感がすごく好きです。女の子が可愛く見える丈の感じやニットというリラックスした素材。それに膝丈のブーツを合わせているのが、とても今っぽいのかなと思って、素敵だと思いました」。福士さんが着用したサマーニットのセットアップは、KENZOのフラワープリントのアーカイブを再解釈して、霞がかったような“Blurred Flower”プリントへとアレンジしたもの。カジュアル&アーバンシックなコーディネートで楽しみたい。
セーター ¥53,900、ミニスカート ¥35,200福士リナ、23歳のリアルクローズについて
「この春はサラッとしたシャツなど、少し大人っぽく女性らしい印象のある服を着てみたいなと思っているんです。ヴィンテージも大好きで、どこかレトロなフィーリングの洋服もよく着ています。この花柄のセットアップは、ヴィンテージっぽいテイストもあって、本当に可愛いですね」と福士さん。店内にはジェンダーフルイドで着られるリラックスフィットな洋服も、豊富にラインナップ。イエローやピンク、ペールパープルやピスタチオグリーンなど、KENZOらしい彩り鮮やかな春を感じさせるカラーパレットも特徴的だ。
服同様に多様性に満ちた
遊び心あるKENZOのカラーパレット
自分らしくいることを恐れずに楽しむ――彩り豊かなKENZOのファッションを纏うと、そんなメッセージが心に浮かんでくる。福士さん自身、どんな色を日常的に楽しんでいるのかを聞いてみた。「私個人としては、水色が好きなんです。特に淡いブルーのストライプがお気に入りで、ストライプのシャツをたくさん持っています。もちろん、赤や原色も好き!夏になると、色で遊びたくなりますね。自分を色に例えると緑。パーソナルカラーなのか、オーラなのか分からないのですが、『緑が似合う』と言われることが多いんです。私個人の願望としては、白が似合う人になりたいのですけれども(笑)」
- ショップ名
- KENZO
- フロア
- 2F
- 電話番号
- 03-6712-7177
- 公式ブランドサイト
- https://www.kenzo.com/eu/ja/home
- 公式SNS
- Instagram : @KENZO