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飯島望未×UNDERCOVER NOISE LAB|理想を求めて日々変わりゆく自分と変わらない想い

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飯島望未×UNDERCOVER NOISE LAB|理想を求めて日々変わりゆく自分と変わらない想い
飯島望未×UNDERCOVER NOISE LAB|理想を求めて日々変わりゆく自分と変わらない想い

幼い頃からファッションを愛し、センスあふれる私服でファッションアイコンとしても注目を集めるバレエダンサーの飯島望未さん。今回訪れた先は、国内最大級規模でUNDERCOVERの世界観を楽しめる「UNDERCOVER NOISE LAB」。6歳でバレエを始めてから15歳で単身渡米し、どうすれば自分の理想に辿り着けるのか常に追い求めてきた飯島さんにとって、「ファッションは“その時々の自分の集大成”」なのだそう。現在、拠点を日本に移しプリンシパルとして活躍する飯島さんが抱く夢や30代になって変化した心の内をインタビュー。

Photo
Kisshomaru Shimamura
Hair&Make
Yutaka Izushima
Text
Hisako Yamazaki
Edit
RIDE inc.

エモーショナルな感情や
希望を投影した23SSコレクション

ナイフで切られたようなスラッシュ。その傷口には、花やチュールフリルを添えて――約2年半ぶりとなったパリで発表したUNDERCOVERの2023 SSコレクション。日常的に着られるベーシックな春夏の服に、ひと手間を加えてUNDERCOVERらしいデザインに変化させるというのが、コレクションの出発点となった。刃物で切り裂いたようなディテールは、コロナ禍で約3年もの間、パリへの思いを募らせたデザイナー高橋盾氏の傷ついて引き裂かれた心の内を表現しているかのよう。そして、その切り裂かれたスラッシュにフローラルを添えるという“ひと手間”を加えることで、UNDERCOVERらしい違和感や混沌さ、未来への希望を見事に生み出しているのだ。

引き裂かれたようなスラッシュがもたらす
女性らしいセンシュアリティ

飯島望未さんが着用したルックは、本来は男性的なミリタリーを象徴するMA-1ジャケットであるが、センシュアルに鎖骨が見えるように入ったスラッシュのカッティングと、リボンで結ばれた背中を大胆に露出したバックスタイルで、女性らしさが際立つドレッシーなMA-1へと見事に形を変えている。エレガントの中に宿る違和感――それこそが、UNDERCOVERならではの“CHAOS & BALANCE(カオス&バランス)”なのだ。

「MA-1の背中が開いていて、モードでとても可愛い。こういう服を着て、バレエや演劇を見に行きたいなと思いました。スカートもミニ丈、ロング丈、ミディアム丈と3通りもの着こなしができて、一見、とてもシンプルに見えるけれども一着の服が持つ可能性みたいなものに魅了されます」

ブルゾン ¥79,200、スカート ¥59,400、ブーツ ¥79,200

刮眼すべきは、UNDERCOVER
初のリゾートコレクションアイテム

店内には2023 SSコレクションラインのほか、UNDERCOVERが初めて発表したリゾートウィメンズコレクションのアイテムもバリエーション豊富に揃う。2023リゾートは、原点に立ち返りUNDERCOVERらしさを追求したデイリーウェアを提案している。一見すると花のモチーフのように見えるけれども、近くでよく見るとそれはスカルだったり…ロマンチックなディテールに毒っぽい遊び心を効かせたデザインが特徴的だ。店内にはバレンタインシーズンのギフトにもぴったりなアクセサリーや雑貨も豊富。ユニークでモード、かつリアルに「欲しい」と思えるアイテムと出合えるはず。

「私にとってファッションは自己表現であり、生きてきたなかで培った、“その時々の自分”の集大成とも言えるべきものです」

前に進むためには、理想を現実にするためには、同じ場所で足踏みをしているわけにはいかない。華やかで過酷な世界に身を置くと、“今の自分”は瞬く間に変化していくのだろう。

「その時々で好きなテイストは変化してきましたが、どんな時もそれは自分のベストなのです。そんな私自身の今を表現しているもののひとつが、服なのではないかと思います」

バッグ ¥74,800

バレエダンサーとして拠点を日本へ。
30代になって抱く夢

6歳でバレエを始め、15歳で単身渡米、そして31歳を迎えた。25年ものあいだ走り続けてきた今、思うこととは?

「30代になって、何事も諦めないようになりました。若い頃の私は、人や物事にあまり期待せず『無理だろうな…』と思ったら、スパっと諦めてしまうタイプでした。でも最近は諦めずにやっていたら何かが見えてくるかもと思うし、それが面白いとわかってきて」

それは、諦めたくないほどの、大きな夢を抱いているからかもしれない。

「『日本において、バレエが日常と近くなればいいな』という願いと、そこに貢献していきたいという気持ちは、どんどん強まっています。海外と日本ではバレエをはじめとした芸術を取り巻く文化が異なりますよね。特に日本には独特の“推し文化”があり、帰国した当初は戸惑い悩んだこともありました。でも、今は私を好きで観にきて下さっている人のために頑張れています」

悩みながらも、立ち返るのはいつも精いっぱい踊り、観客に楽しんでもらうこと。それが、舞台に立つものの誠実さなのだろう。

「実は、“推し”を観に来て下さったことがきっかけで、バレエを好きになって、色々な演目を見たいと思ってくださる方が多くいらっしゃいました。今ではそれが私の一番の支えと励み。まずはバレエの魅力を知ってもらうことが、バレエという芸術を広める自分の夢を叶える第一歩なのだと学びました」

ショップ名
UNDERCOVER NOISE LAB
フロア
2F
電話番号
03-5422-3585
公式サイト
https://undercoverism.com/
公式SNS
Instagram : @undercover_lab
Twitter : @undercover_lab

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飯島望未

大阪府出身。6歳からバレエを始め、2007年15歳で単身渡米し、ヒューストン・バレエ団の研究生となり、翌年には史上最年少でプロ契約をする。19年3月には、同団のプリンシパルに昇進。21 年3月に退団後、拠点を日本へ移す。同年8月、K-BALLET COMPANYのプリンシパル・ソロリストとして入団。昨年3月、プリンシパルに昇格した。19年よりシャネルビューティアンバサダーに就任。
Instagram(@nozo0806

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