1995年のデビュー以来、「情熱」「悲しみジョニー」「ミルクティー」など数々のヒット曲を生み出し、いまなお音楽シーンで唯一無二の存在感を放つアーティストのUAさん。「音楽とファッションは切り離せない。良い意味で、年齢を重ねるごとに、もっと着飾りたいと思っているの」と、心からおしゃれを楽しむ彼女は、実在しない音楽フェスティバルをテーマにした「BIRD OF PARADISE’2023」のPOP UP開催を祝し、エクスクルーシブなTシャツを纏って渋谷の夜空を背景にファッションシューティング。後半は、日本の魅力を感動とともに再発見できる「Discover Japan Lab.」 をショップクルーズ。
- Photo
- Kisshomaru Shimamura
- Hair
- Miho Matsuura
- Make
- Mariko Shimada
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- RIDE Inc.
WAYP MUSICによる「BIRD OF PARADISE」が
今年も渋谷PARCOにてPOP UPを開催
“音楽やアートのある日常の美をプロダクトに込める”をコンセプトに、アーティスト公認プロダクツを発信するレーベル「WAYP MUSIC」が、実在しない音楽フェスティバル「BIRD OF PARADISE’2023」をテーマにしたPOP UPを6月28日(水)〜7月2日(日)まで渋谷PARCOで開催。ロックからテクノ、HIP HOPまで…独自の世界観を持つオルタナティブなアーティストたちが毎年参加するこの“架空の音楽フェス”は、今年で第4回目に。個性豊かなアーティストをフィーチャーしたエクスクルーシブTシャツが展示・発売される。
実在しない“架空の音楽フェス”で
レアな限定アーティストTシャツを手に入れて
80年代のアーティストTシャツを想起させる「UA TEE」は、昨年開催されたライブ『Are U Romantic?』の東京公演にて撮影されたのびやかに歌うUAさんの写真をもとに、ほどよいヴィンテージ感を漂わすカラフルなシルクスクリーンで制作されている。UAさんのほか、ドレスアップした鮎川誠さんとシーナさんが描かれた「SHEENA & THE ROKKETS TEE」、ワールドツアーテイストに仕上げられた「OKAMOTO’S TEE」、注目の4人組若手バンドを描いた「yonawo TEE」など、フィーチャーする4組のアーティストの個性をスタイリッシュに表現し、ヴィンテージライクにこだわったTシャツに。「昨年も(BIRD OF PARADISE’2022)、“AJICO Tee”を作っていただいたのですが、今年のTシャツはさらにお気に入りで、この夏たくさん着たいなと思っています。このTシャツを着て、やっぱりフェスに行きたいですね(笑)」とUAさん。
yonawo TEE ¥8,000、SHEENA & THE ROKKETS TEE ¥8,000、UA TEE ¥8,000、OKAMOTO’S TEE ¥8,000夜空を駆け抜ける、流れ星が起こした奇跡。
UAの記憶に刻まれた音楽フェス
「フェスの魅力は、地球舞台というか、地球のホールにいる感覚になれる味わい深さ。私はFUJI ROCK FESTIVALにずっとお世話になっているのですが、1999年に苗場に移ってからグリーンステージに出演させていただき、フィールドオブヘブンでもいろんなことを体験し、観客との距離感をはじめとするフェスの世界観、音楽観をたくさん学ばせてもらいました。あるとき、FUJI ROCKで親友と一緒にステージを観ながら踊っていたんです。空には満点に輝く星があって、『あれって、蠍座かな?』なんて指を差しながら友人と空を見ていたら、流れ星が本当に偶然、スーッと夜空を駆け抜けて。思わずワーッて叫んだら、そこにいたお客さんもみんな気がついていたみたいで“ウワーッ”と大きな歓声が上がり。そうしたらその瞬間、歓声に応えるかのように演奏が入り、すごく盛り上がって。マニアの中で、『あのときのライブはすごく貴重だった』と今でも語り継がれているんですよ。都会のフェス、自然の中のフェスなどいろいろありますが、やっぱり同じ空気を振動させて感じるLIVEなので、そこに自然現象が伴ったり、予期せぬことが起きるのはたまらないですね」
いただいた自分の命を
きれいに使い切って死にたいと思っている
今年、デビュー28年目を迎えるUAさん。その存在感とソウルフルな歌声に、私たちは癒され、魅了される。歌を通して様々な表現をする彼女が、ミュージシャンとして抱く夢とは。 「大きな夢を話してみたい願望もありつつ…歌うことを当たり前のように思っていた時代もあったけれど、でも、ここまでこうやって歌い続けられるということが、どれだけ貴重なのかがわかってきました。いま思うのは、いつまで私はポップミュージックに挑戦していけるのかなって。哲学的な面でも、自分のいただいた命をきれいに使い切って死にたいと思っているから、死ぬ間際、どんなにか細い声ででも…歌を歌っていれたら素敵だな、なんて思います。歌で世界が変わるとは思ってないんです。ただ、歌を歌わなくなるような世界になってしまったら、人類は続かないだろうなと思うんですよね」
- ショップ名
- BIRD OF PARADISE’2023
- フロア
- 1F POPUP SPACE GATE
- 会期
- 2023年6月28日(水)〜7月2日(日)
- URL
- https://www.waypmusic.tokyo