八木莉可子×THOM BROWNE｜色褪せない思い出を胸に、エモーショナルな物語を

小説をもとにしたナラティブなコレクション
「THOM BROWNE」が誘う秋の冒険

「世界十大小説」として知られるハーマン・メルヴィル著『白鯨』は、伝説の巨鯨「モビー・ディック」を追いかけ、エイハブ船長率いるピークォド号が旅をする物語だ。そんな作品をインスピレーション源に展開される、「THOM BROWNE」23プレフォールコレクション。マニッシュなコレクションに、エッチングで描かれた新しいアートワークとしてクジラや船をモチーフにしたユニークな帽子やバッグが目を惹く。グレー、赤、白、青といったセーリングウェアを想起させるカラー、着丈の短いスーツをベースにしたスクエアショルダーのテーラリングなど、秋冬に活躍するアウターウェアも揃う。

2020年に初上陸したフレグランスライン
香りから体感するフレッシュな刺激

ひときわアイコニックなアイテムが、白鯨を模したミニホエールジップポーチと、嵐の大海原をプリントしたミディアムツールトート。アメリカ文学を代表する作品を、遊び心をもって夢幻的なデザインに昇華した。

新作が並ぶ店内をゆったりと歩きながら、八木さんが手に取ったのは香水。「どれもあまり香ったことのないような匂いが多くて新鮮でしたが、なかでも『ベチバー＆ローズ』が一番好き」と、瑞々しい彼女の印象にぴったりな香りを手に。シリーズには、“シャンパン”のイメージをもとにしたミニマルで辛口な「シャンパン ブリュット」と、繊細な風味の「シャンパン ロゼ」といった、2023年春に誕生したばかりの新たな香りも並ぶ。

ミニマルなファッションだからこそ
飾らない、ありのままの美しさ

「もともと赤が好きだったんですけど、最近は青に関連する作品に出ることが多かったので、青も好きになりました」と語る彼女は、普段から「THOM BROWNE」にも魅力を感じていたそう。「純粋に可愛くて、好みなんです。今日着用したなかだと、一番印象的なアイテムはシャツでした。ここまでスタイルがよく見えるシャツはなかなかないんじゃないかな。ネクタイは首元でぴったり締めました。『結び目は短く、ちっちゃくするのがトム流』と伺って、綺麗な着こなしに嬉しくなっちゃって。これから秋に向けて、自分に合ったブレザーと巡り合いたいです」

色褪せない鮮明な記憶
変わらない自分らしさ

東京の摩天楼を背に、幼少期に習っていたという新体操を披露する八木さん。悠々と舞う様は夢幻的だ。リラックスした表情の彼女に、これまで心揺さぶられた体験を聞いてみた。 「実は仕事を始めてから最近まで、自分が自分じゃないような感覚があったんです。中学生のころ生徒会長をしていて、何か行事に向かってみんなで準備する期間や、一緒にご飯を食べる時間がすごく好きで。お仕事を始めてから、そういった時間が少なかったのかもしれません。でも、NHKのドラマ『おとなりに銀河』で3ヶ月間、毎日同じメンバーと入る現場だったんです。そこで、『ああ、この感覚だ！』って。それくらい中学時代はいまも色褪せない鮮明な記憶のままで、私の変わらない原点でもあると思います」

ショップ名

THOM BROWNE

フロア

1F

電話番号

03-6427-0388

公式SNS

Instagram : @thombrowne
Twitter : @ThomBrowne
LINE : @thombrowne

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