稲垣貴子×TOGA｜自分をコンプリートする相棒、そして本質との出逢い

フルラインを展開する国内唯一のショップで、
「TOGA」の世界観を堪能して

TOGA渋谷PARCO店では、ランウェイラインの「TOGA」をはじめ、コレクションラインのデザインで反映される造形やムードをデイリーに落とし込んだ「TOGA PULLA」、メンズライン「TOGA VIRILIS」やシューズコレクションなどをフルラインで展開。小物やアクセサリーの品揃えも豊富で、ここでしか手に入らない渋谷PARCO店限定アイテムも取り扱う。2024年春夏TOGA PULLAプレコレクションは、レイヤードの概念をより自由なスピリットで表現。トラディショナルな柄のメッシュプリントや、肌が透けたクロシェットニットなど、TOGAらしいエッジの効いたスタイルへと見事に昇華されている。

日常のスタイルをモードへ変える
多彩なラインナップの新作アクセサリー

「TOGAはブランドロゴが服になくても、『これはTOGAだ』ってわかる。それは、オリジナリティあふれるエッジの効いた感じとか、強さとか。TOGAが放つモード感がすごく好き。今日着たかぎ編みのニットも、可愛さがありながら配色や肌が透けて見える素材感、袖のボリュームがとてもおしゃれで。プライベートで着たいなと思うスタイルでした。ファッションは、自分自身を表すもの。最近、私が始めたことは……服を選ぶ前に、その服を着て道を歩いている自分自身を客観視しながら想像すること。これをやり始めたら、服選びがすごく楽しくなって、ちょっとウキウキしてくるんです」と稲垣貴子さん。
性別を特定しないユニセックスライン「TOGA ARCHIVES」が、今シーズンより名前を「TOGA TOO」へとリニューアルした。2024年春夏の新作のなかで特に注目を集めるのが、ブランド最小となるミニバッグ「Chain mini bag」。AirPodsやイヤホンのケースがちょうど入る大きさで、付属のチェーンストラップを使うとアクセサリー感覚で楽しむことができる。また、Apple Watchに対応した3色の「Watch Belt」も登場。デジタルデバイスが、モードな存在感へと早変わり。日常のおしゃれをアップデートして。

叶えたい夢に辿り着くために、
いつも有言実行できる人でありたい

「日常のなかで大切にしているのは、音楽を聴く時間。13年前に亡くなった母が、音楽がとても好きだったんです。母がよく聴いていたエンヤの曲を聴くと、母と繋がれる感覚がして。エンヤの歌声は惹き込まれるような感覚にさせてくれて、リラックスできる。特に『Caribbean Blue』が大好き。こういう時間が『もっと頑張ろう』と、ポジティブになれる想いへと自然に導いてくれる。
また、シンガポールでモデルを始めたばかりの頃、Victoria's Secretのランウェイを観た時に衝撃が走ったのを覚えています。モデルたちがショーに向けて並々ならぬ努力して体作りをし、本番へと仕上げる…それは本当に最高峰な姿。モデルデビューしたばかりの私にとって彼女たちの姿が自分を鼓舞して、エネルギーが内から湧き上がるような感動を覚えました。

『自分も絶対、モデルとして世界で活躍する！』と心に誓い、その日から毎日ジムで10キロも走ったんです。あの頃は、そのエネルギーが原動力となって頑張れました。これまでも色んな経験を通して、自分もいつか誰かにとって、必要としていた言葉や気づきを、ちょっとでも与えられる存在でありたいなと最近思うようになりました。もちろんそれは、常にベストを尽くした上で。やっぱり私自身が頑張っていないと、そこには絶対に辿り着けないから。これからの目標はいくつかあるのですが、夢に向かって有言実行できる人でありたいなと思っています」。

人生の大きな舞台を同じ時期に、同じ場所で経験。
夫・稲垣啓太に出会い、変化したこころ

「結婚してから今まで以上に、仕事に力を注げるようになったんです。私はいわゆる“アスリートの妻”ではなく……お互いができるときに、サポートをしようというのが私たちのスタンス。私が仕事のときは、彼がご飯を作ってくれます。結婚してわかったのは、これまでの私はちょっと尖りすぎていたなって（笑）。仕事に対して一生懸命すぎて、強弱の付け方がわからなかった。でも彼は、その切り替えがすごく上手にできる人。リラックスするときは肩の力を思いきり抜く。でもその分、頑張るときは100%全力で。私は海外で、一人暮らしがとても長かったのですが、誰かと一緒に日々食事をするのは、やっぱりいいものですね。そういう些細な日常に幸せを感じられるようになり、人生にちょっと温かみが増しました」。

2023年9月に行われたラグビーW杯フランス大会にて、夫・稲垣啓太さんを現地で応援する貴子さんの姿がたびたびメディアに映し出された。
「ちょうど私も9月に1カ月ほど、フランスに滞在していたんです。数年ぶりにパリコレに再度挑戦しようと決意し、そこに向けて体づくりをはじめ、自分にできることを全部やりました。夫もワールドカップでちょうど同じ時期に、同じフランスの地にいて。週末になると、パリから試合が行われる南西部へ飛行機で向かい、またパリに戻って、コレクションに集中するという生活をしていました。お互いにとって大きな舞台が、同じ時期に同じ土地であるということがとても感慨深かったですし、連絡とるたびに『頑張ろうね』といつも鼓舞し合っていました。こういうことは人生で重ねて起こることではないので、とても貴重な経験でした。ワールドカップという大きな舞台を直接観せていただき、そこで感じるパワーが凄まじく。本当に心動かされました。それでまた、『私も頑張ろう！』という気持ちにさせていただいたんです」

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