「SHIBUYA PARCO 2024 A/W NEW LOOK」｜シームレスに、美しき没入世界へ。渋谷PARCOの秋冬コレクション

PARCO CRUISE

千葉雄喜（アーティスト）×荒井俊哉（写真家）が、2024 AW 新作コレクションをファッションシューティング。

▼千葉雄喜×THOM BROWNE／JW ANDERSON

THOM BROWNE｜静寂と想像のはざまで、生み落とされるファンタジー
JW ANDERSON｜歪みと均衡。倒錯的な美しき世界へ

[ 1F ] SHŌTENGAI-EDIT-TOKYO

GUCCI｜構築的で抜け感のあるシルエットで、身体のエレガンスを表象する

クリエイティブ・ディレクターに就任したサバト・デ・サルノが手がける、初の「グッチ」秋冬コレクションは、前シーズンに続き、過度な装飾性を抑えた世界観。クラシカルなダブルブレストのチェスターコートはシャープな佇まいを引き出しながら、広めのショルダーやハリと柔らかさを併せ持つ素材でリラクシングに。この構築的で抜け感のあるシルエットで、身体に立ち現れる現実的なエレガンスを具現化する。メンズは颯爽とした力強さを、ウィメンズはセンシュアルなムードを漂わせて。いずれのコレクションも、卓越したクラフツマンシップを感じさせる数々のアイコニックな要素が取り入れられ、ウェアからアクセサリーに至るまで新生グッチの美学が余すことなく表現されている。

LOEWE｜コラージュされた新たな男性像

FW24 メンズコレクションでは、ニュースやSNS、タブロイド誌にあふれる多彩な男性像からコラージュ作品を生み出すアーティスト、リチャード・ホーキンスとコラボレーション。彼の作品が断片化され、ウェアやバッグの上でさらなるコラージュとして出現するほか、テーラードスーツとスケータースニーカー、ボウタイのシャツとスウェットパンツ、チェックシャツとトラックパンツなど、アメリカ的なアイテムをミスマッチさせたスタイルを通じて、新たな「男らしさ」の姿が提示される。

THOM BROWNE｜エドガー・アラン・ポーから着想を得て、カラスやバラをモチーフに

エドガー・アラン・ポーの「The Raven」から着想を得たプレフォールコレクションは、カラスやバラをモチーフにしたアイテムが登場。ミリタリー仕様のカシミアに地金の刺繍で仕立てられた強いショルダーのテーラリングやコートは、カラスの大群を表現したもの。夏の気配を携えたブルーのチェックのリネンやコットン生地のほか、伝統的なツイードから新鮮な手織りツイードまで、さまざまな生地を使用する。またテーラリングには、前回のクチュールから導入された、新しいアメリカンプロポーションであるソフトショルダーを取り入れている。

JIL SANDER｜最高峰の技術とクチュールの美学を、婦人服と紳士服の原型に融合させて

スーツやドレスをはじめ、婦人服と紳士服の原型を深く掘り下げた24AWコレクション。レザー、スパイク状のイヤリング、双曲線を描くチェーン、ドライウール、ロングコートなど、シャープなデザインを暗めの色調で引き立てて。ニットで編まれた袖や白いシアリングのコート、フェルト素材のモーターサイクルジャケットにも注目。ハードとソフトの相反する要素を融合することで生まれる美しい緊張感が、着る人それぞれに寄り添い、自由に楽しめる余白をもたらす。シグネチャーバッグ「カンノーロ」にはジェムストーンが散りばめられたものが登場。

BURBERRY｜クラフトマンシップが宿る、アウトドアのなかのエレガンス

Winter 2024はイギリスとアイルランドの風景や人々からインスピレーションを受けて、暖かさ、保護、アウトドアの新しいエレガンスを呼び起こす。定番のトレンチコートがモールスキンで登場するほか、ダッフルコートやフィールドジャケットも展開。クラフトマンシップに重きを置き、ロッホキャロンとドニゴールにある工場の伝統的な工芸技術をもとに、シアリング、編み込みフリンジ、心地よい手触りのウールのフリースなど、ファブリックやディテールを探求する。バッグやシューズはアーカイブの要素やブランドのエンブレム「馬上の騎士 (EKD)」を取り入れて、アイコニックで機能的なデザインに進化。
※渋谷PARCOではお取り扱いはありません。フラッグシップストアのみでの展開となります。

COMME des GARÇONS GIRL｜モードな新しいアプローチで解釈した、ガーリーなスクールルック

川久保玲がデザインを手がける「COMME des GARCONS GIRL」は、定番であるスクールルックのデザインをさまざまなアプローチで解釈。刺繍、ピンタックをあしらうことによって、新しいモードなスクールテイストに進化したルックが並ぶ。新作アイテムはひとつひとつがしっかりとした質感で、ガーリーかつモードな秋冬の着こなしを叶えてくれる。パッチワークバッグやサドルシューズといった、今季からスタートする新作小物にも注目したい。24AWコレクションは、8月2日より販売予定。

Maison Margiela 'REPLICA' Fragrances｜カクテルとシガーに酔いしれる、スパイシーでリッチなフレグランス

「Maison Margiela」のフレグランスによる、ニューヨークの中心地にひそむジャズクラブをイメージした香り「JAZZ CLUB」。薄暗い室内にリキュールやタバコの香りが立ち込め、サックスの音色が心地よく響くジャズクラブ。そんな洗練された大人たちのプライベートな雰囲気をインスピレーションに、カクテルとシガーに酔いしれる香りをイメージ。ラムやバニラの香料でカクテルの香りを、タバコやピンクペッパーの香料でスモーキーかつエレガントな葉巻の香りにして再現。スパイシーでリッチなフレグランスが、秋冬のムーディな夜を演出する。

JO MALONE LONDON｜イギリスの人気キャラクター、パディントン™とコラボレーションした限定コレクションをお届け

イギリス発のフレグランスライフスタイルブランド「ジョー マローン ロンドン」より、世界的に愛されるキャラクター、パディントン™とのコラボレーションが誕生。人気の「オレンジ マーマレード コロン」をパディントン™の愛らしい世界観を表現した魅力的なパッケージやギフトボックスに詰め込み、特別なギフトコレクションとして展開する。イギリスを代表するブランドとキャラクターの夢のコラボレーションを通じて、ホスピタリティや寛容性を大切にするイギリス文化をお届け。コラボレーションアイテムは、７月１0日より発売予定。

Yves Saint Laurent Beauté｜大人気アイシャドウの新色は、煌びやかなパリの夜をイメージ

イヴ・サンローランが愛したパリとマラケシュの地へオマージュを捧げた、4色のアイシャドウパレット「クチュール ミニ クラッチ」。昨年の発売以降、30冠のビューティーアワードを受賞した大人気のパレットから、煌びやかなパリの夜をイメージした新色「ナイトリュクスコレクション」が登場。シックで洗練されたブラック、目元に陰影を生み出すブラウン、ハイジュエリーのような煌めきを纏うゴールド、自然に馴染む温かみあるオレンジなど、ドラマティックなナイトライフを演出してくれるカラーが揃う。秋冬の目元をリュクスにアップグレードさせて。

shu uemura｜スキンケアまで叶えてくれる、12色のヌードカラーリップが登場

2024年にスタートした、スキンケアも叶うハイブリッドリップのキヌケアシリーズ。この人気アイテムから、アジア人の肌に溶け込んで自然なトーンアップ効果を期待できる「キヌケアグローアップ・キヌケアヌード」が新発売。ツバキ種子油由来の独自のスキンケア成分配合により、まるで美容液のように唇に潤いを与えて、素の美しさを引き出す。また高濃度のグリセリン配合で、口紅をオフした後まで高い保湿効果が続くのが嬉しい。本来の美しさを際立たせてくれる、12色のヌードカラーを用意。秋冬のモードな装いにしっくりと馴染んでくれるはず。

POP UP

kotohayokozawa｜秋冬の着こなしの主役になる、自由で即興的なデザイン。

デザイナー横澤琴葉が手がけるブランド「コトハヨコザワ」は、即興的で自由なアプローチで、ずっと日常に存在していたかのように溶け込んでいくデザインを提案。ポップアップショップは、旅先の市場や土産物屋からインスピレーションを受けたユニークな空間に。24AWコレクションのラインナップに加え、1点もののトップスやキーチェーン、オリジナルパッケージのリップバームなどが並ぶ。会期中は、サンプルアイテムやテストピースが日替わりで登場するスペシャルラックも用意。秋冬の着こなしの主役になるアイテムが見つかるはず。

Ann Demeulemeester｜いまあるコードを打ち破り、本質的に自由である服を目指す

24AWコレクションは、ステファノ・ガリーチが新クリエイティブ・ディレクターに就任してから二度目。「アン ドゥムルメステール」をマインドスケープとして捉え、本質的に自由である服を目指したという。いまあるコードを打ち破り、これまでとは異なるフォルムやカラーを探求。それは、グレートコートやジャケットのボディを包み込むボリューム、ネグリジュに着想を得たロングドレスの流れるようなラインに表象される。また、端正なシルエットのワイルドなタッチやトーテミックなスリムシルエットなど、彼自身が親近感を覚えるものを反映する。