2025年11月22日(土)に、6周年を迎える渋谷PARCO。大型改装を経て掲げられたキーコンセプト“Global Niche(グローバルニッチ)”は、東京のファッションや渋谷カルチャーを軸に、世界に向けて唯一無二を発信するという決意を象徴する。俳優・中島歩さんが訪れた「THOM BROWNE」のショップは、グレーに包まれた静謐な世界。そこでは、自由を夢みる鳥たちの幻想的な物語と、構築的で緻密なテーラリングが共鳴し、彼自身の“楽しむこと”を軸にした生き方――ルールに縛られず、感情や思考に素直でいる信念――と美しく呼応する。
- Photo
- Koichiro Iwamoto(kiki)
- Stylist
- Kaho Yamaguchi
- Hair & Make
- Takeharu Kobayashi
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- Mariko Araki, Naoko Kinoshita(RIDE)
自由を夢見る鳥たちが誘う、
「THOM BROWNE」幻想のテーラリング
「THOM BROWNE」の2025年秋冬コレクションは、籠の中で自由を夢見る二羽の鳥を中心に幻想的な物語が紡がれた。フード付きパーカーに身を包んだ鳥類学者たちは、ブランドのユニフォームと同じダブルフェイス ウールを纏い、脚元からセミシアーのアーガイル柄タイツを覗かせる。コレクションでは、デザイナーであるトム・ブラウンの誕生年「65」にちなんだカレッジスタイルのアイテムや、ヘリンボーンやグレンチェックにサテンステッチと金糸で鳥が描いたジャケットなど、シグネチャーであるテーラリングを自由に再解釈。ツイードやシルク、プリーツ、刺繍、スワロフスキークリスタルなどといった多彩な素材が、空想的で詩的な世界を創り上げ、身に纏う者を物語の登場人物に変えていく。
アウター ¥520,300

理性に潜む、自己解放への衝動。
THOM BROWNEという名の新しい自由
俳優・中島歩さんが足を踏み入れたのは、今年2月にリニューアルオープンしたTHOM BROWNE 渋谷PARCO 2Fのブティック。そこには、ブランドの象徴であるグレーの世界が、静かに美しく広がっている。マイアミの旗艦店を想起させるサブウェイタイルの空間には、エドワード・ワームリーやピエール・ジャンヌレといった20世紀を代表するデザイナーの家具が配され、モダニズムの精神が漂う。
「THOM BROWNEに抱いていたイメージは、ニューヨークということもあって都会的で無機質、ポストモダンな印象。けれど今日、実際に袖を通してみると……不思議とデヴィッド・バーンを想起させる少しクレイジーで自由な感覚が芽生えたんです。自分の中に潜む“狂気”を、むしろ肯定してくれるような。そんな不思議な高揚感がありました」
中島さんが着用するのは、ブランド初となるバックロゴ入りの折りたたみ式スモック。取り外し可能なポーチを備え、コンパクトに収納して持ち運べる仕様に。実用性の中に巧みに仕込まれたギミックと遊び心――それこそが、THOM BROWNEらしさの真髄だ。
アウター ¥299,200、ジャケット ¥357,500、ニット ¥223,300、シャツ ¥84,700、ボトムス ¥163,900、ソックス ¥26,400、シューズ ¥171,600素直に、自由に、自分を信じる強さ。
中島歩が理想とする生き方
“Going My Way”――俳優として初舞台『黒蜥蜴』(2013年)に立ったとき、美輪明宏さんから贈られたその言葉は今も彼の中に息づいている。 「誰もが口にする言葉だけれど、美輪さんのように実際にその生き方を貫いてきた人から発せられると、まったく響き方が違うんです。当時は、まだ自分には実感が少し伴わなかったけれど、今になってようやくその言葉の意味が沁みてくるというか……自然と自分の生き方にも重なってきているようで」
“かっこいい人”と聞かれて、彼の頭に浮かぶのは、ジョン・レノンのように自分の感情や考えに素直でいる人だという。
「最近、あらためてジョン・レノンのアルバムを聴いて思い出しました。高校の頃に叔父に聴かされた『ジョンの魂』というアルバムなのですが、そこにはトラウマや葛藤を吐き出す力強さがあって。最後の曲が『God(ゴッド)』と名付けられていて、神はコンセプトで最後は“僕だけを信じる”という実存主義的なメッセージが込められているんです」と語る中島さん。
彼にとって魅力的な人は、慣習やマナー、社会の仕組みに自分を委ねず、感じたことややりたいことを素直に表現できる人だという。ルールに縛られるのではなく、自分自身の感覚を優先に生きる――それこそが「いちばん気持ちいい生き方」なのだと語る。
「自分の想いに忠実でいること。嫌だと思うことややりたいことを素直に感じること。それが、僕にとって本当にかっこいい生き方なんです」

「楽しむことが、結局は生きることの
いちばんの目的なのだと思います」
渋谷PARCOにはプライベートでよく訪れるそう。
「B1Fにあるユニオンレコードに行きます。好んで聴いているのは心地の良いアンビエントジャズですね。吉祥寺にあったクアトロラボも渋谷に移ってきて、そこで友達と会ったり。文化やファッション、食がちゃんと揃った場所であり続ける――それがPARCOの魅力ですよね」
彼が特に印象に残っているのは、1993年のPARCOのポスターだという。
「グレイトフル・デッドのジェリー・ガルシアが“楽しめ”と呼びかける『たのしむPARCO』と書かれた大きなポスターがあって、それを見たとき強く心に響きました。楽しむこと……それはまさに、ガルシア自身がやってきたことであり、彼が音楽を通して伝えてきたことでもあって。そこから、僕自身も“楽しむこと”を人に伝えられるようになったんです。サボっても楽しくない。楽しむことが、結局は生きることのいちばんの目的なのだと思います」


- ショップ名
- THOM BROWNE
- フロア
- 1F・2F
- 電話番号
- 03-6427-0388
- 公式ブランドサイト
- https://www.thombrowne.com
- 公式SNS
- Instagram(@thombrowne)
X(@ThomBrowne)
LINE(@thombrowne)
11月13日(木)公開予定
中島歩×LOEWE|冒険心とユーモアを刻む、表現のかたち
PRESENT
中島歩さんサイン入りチェキを抽選で4名様にプレゼント。
2025年11月10日(月)~11月24日(月・祝)の期間中、渋谷PARCO公式SNSにてプレゼントキャンペーンを開催いたします。
下記方法にてプレゼントへご応募ください。
①Instagram(@parco_shibuya_official)、X(@shibuya_parco)公式アカウントをフォロー
②11月10日にUPされた中島歩さんサイン入りチェキプレゼント対象投稿に、Instagramから応募の場合「いいね!」とコメントをお願いします。Xから応募の場合、リポストをお願いします。
ご参加いただいた皆さまの中から、抽選で計4名様(Instagram 2名様・X 2名様)にプレゼントいたします。
ご当選の方へDMにてご連絡致しますので、ご応募されるSNSのアカウント(渋谷PARCO公式 Instagram・X)のフォローをお願いいたします。
※各アカウントからの応募はお一人様それぞれ一回限りといたします。
※アカウントが非公開設定の方、フォローが外れている方は抽選対象外となります。
※既にフォローいただいている方も対象の投稿にコメントもしくはリポストで抽選参加となります。
※当選の権利はご当選者様本人のものとし、第三者への譲渡(有償・無償を問わない)・換金を禁止させていただきます。
※DMの開放および応募期間以降も渋谷PARCO公式アカウントのフォローをお願いいたします。
<当選発表>
厳正なる選考の上、2025年12月上旬頃、当選者にのみInstagram・Xのダイレクトメッセージにてご連絡し、賞品の発送をもって当選に代えさせていただきます。また、賞品の発送は2025年12月中旬頃を予定しております。諸事情により多少前後する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※期日内にダイレクトメッセージへの応答のない方・当選連絡後、住所等の情報のご提供のない場合は、当選が無効となります。
※当選された方から提供いただきます個人情報は、本キャンペーンの当選のご案内・賞品発送にのみ使用いたします。
※当選理由についてのお問合せは一切受け付けておりません。
※ソーシャルメディアの運用を妨害する行為、趣旨に反する行為、弊社が不適切を判断する行為は禁止致します。
※当キャンペーンはMeta社Instagramとは一切関係ありません。
※本キャンペーンは、予告なく変更・中止する場合がございますので予めご了承ください。

中島歩
1988年10月7日生まれ、宮城県出身。大学在学中にモデルとして活躍。2013年、舞台『黒蜥蜴』で俳優デビュー。2014年に連続テレビ小説『花子とアン』で朝ドラ初出演後、2015年公開の初主演映画『グッド・ストライプス』で第7回TAMA映画賞 最優秀新進男優賞を受賞。主な出演作に、ドラマ『不適切にもほどがある!』(2024年)、『愛の、がっこう。』(2025年)など。草川拓弥さんとW主演を務めるドラマ『俺たちバッドバーバーズ』が、2026年1月から放送。
オフィシャルサイト(https://tencarat.co.jp/nakajimaayumu/)




