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SHIBUYA PARCO PERSON PHOTO REPORT 人と文化が交わり、溶け合う。特別で濃密な10日間。

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SHIBUYA PARCO PERSON  PHOTO REPORT 人と文化が交わり、溶け合う。特別で濃密な10日間。
SHIBUYA PARCO PERSON  PHOTO REPORT 人と文化が交わり、溶け合う。特別で濃密な10日間。

渋谷PARCOは、開業以来ずっと「人」を起点に場所をつくってきた。あらゆる変革も、衝撃も、生み出してきたのは常にそこにいる誰かだった。2026年3月13日から22日の10日間で開催された「SHIBUYA PARCO PERSON」は、館全体を舞台に、いまという時代に変化を与える個人やコミュニティに改めてフォーカス。ファッション、アート、音楽、書籍、映画とジャンルを横断しながら、多様な催しが各フロアで同時多発的に展開された。その断片をレポートする。

Photo & Video
Shunsaku Hirai
Text
Keisuke Kimura
Edit
Shunta Suzuki

Index

NONLECTURE books/arts

Reception Party

イベント開催とともに、渋谷PARCO・ZEROGATE B1Fに産声をあげた本とアートの複合スペース「NONLECTURE books/arts」。訪れた人が本を手に取り、展示を眺め、思い思いの時間を過ごすことができる新たな文化拠点だ。レセプション当日は、オープンを待っていたかのように人が流れ込み、会場は終始アート好きたちによる熱気に包まれていた。

主宰する持田剛さんは、これまでタワーレコード渋谷店7Fの「TOWER BOOKS」、「代官山蔦屋書店」、マーク・ジェイコブスの「BOOKMARC原宿」などで洋書アートブックのセレクトやディレクションを担ってきた人物。その蓄積を背景に、ようやく自身の拠点をかたちにした。屋号はアメリカの詩人E.E.カミングスの『i: six nonlectures』に由来する。

店内はアートブックが並ぶだけではない。現代アートや映画、音楽のポスターを扱う「SOONER OR LATER」、「Goldwin」のフィロソフィーを空間として提示するエリア、フードスタイリスト・米田牧子による「kokiliko」のカフェバー…。異なる要素が同居する場所はショップという枠には収まらず、思考や感覚が行き交う場として、今後も渋谷の街に根ざしていく。

持田 剛
(左)ZEN-LA-ROCK (右)服部 恭平
(左)JOJI NAKAMURA (右)face
(左)青木正一 (右)Baby Mary
(左)M.C.BOO (右)米原 康正
wackwack

NONLECTURE CONTENTS

こけら落としとなる展示を担ったのは、東京と八ヶ岳の二拠点生活を送り、トレイルランニングや登山、釣りなど多くのアウトドアな趣味を持つイラストレーターのジェリー鵜飼さん。「Zen Hiker」と題した個展はすべて描き下ろしで、常に自然のなかに身を置く彼だからこその洞察や想いが、作品に込められていた。同じく、同時にスタートしたのが、「Goldwin」のエリアに設けられた写真家・柏田テツヲの写真展「Boundary」。これらのスペースでは今後も様々な展示を開催予定。

ジェリー鵜飼
SOONER OR LATER」によるPOP UP
東京とアメリカの二拠点で活動を続ける写真家・柏田テツヲさんの写真展「Boundary」。

写真集『ママ』刊行記念トークイベント

3月15日には「NONLECTURE books/arts」にて写真家・田附勝さんと映画監督・山中瑶子さんのトークショーも行われた。田附さんが刊行した写真集『ママ』は、実母が遺したキルトを写したきわめて私的な作品。それを媒介に、田附さん、山中さん両名による作品作りにかける想いが交差していた。

田附勝 / 山中瑶子
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