纏うほどに、手にするほどにその美しさが増していく――持ち主の“愛着”を映し出すかのように、経年変化さえも楽しむことができるオーセンティックなアイテムを求めて、俳優・窪田正孝さんが「LOEWE」と「PEERLESS」をショップクルーズ。職人によるハンドクラフトをリスペクトした2つのブランドの最旬、2022秋冬コレクションを窪田さんがシューティング。
- Photo
- Kisshomaru Shimamura
- Hair&Make
- Miki Kasuya
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- RIDE MEDIA&DESIGN inc.
仮想現実のような実験的でウィットに富んだ
LOEWE 2022 FWメンズコレクション
「LOEWE」2022 FWメンズコレクションのテーマは、“変容された現実社会”。見せかけ通りのものは何もないという視点が取り入れられた今シーズンでは、デジタル時代における歪みをほのめかしながら、別の現実世界のビジョンを提示している。身体が描かれた、だまし絵(トロンプルイユ)プリントのTシャツや光ファイバーを採用したコート、ビニールのように見える透明レザーなど、遊び心溢れるコレクション。それはまるで、今を生きる私たちとテクノロジーの関係性をアイロニックなメッセージとして送り、クリエイティブ ディレクター ジョナサン・アンダーソンは、デジタルと現実を交錯する「今日のリアルとは?」を私たちに問いかけた。
ダスター コート ¥171,600、パッチワーク チェック シャツ ¥107,800(参考価格)、ジーンズ ¥85,800、ブーツ ¥77,000、ファッションという表現で
自身の個性を引き出す
「ファッションも一つの表現だと思うんです。色や形によって気分が変わる――そういう意味で、自分を奮い立たせてくれるものでもあります。季節が変わると自然と明るい色合いを着たくなったり…。色には周波数にも似た、それぞれに秘められたパワーがあると感じるんです。共感覚を持っている知人から、僕が出している色は青だと言われてことがあり、なんかすごくしっくりきたんですよね。水の中にいることが好きで、なんとなく青い気がするなって」。
「青」という佇まい――自身から滲み出る色彩である鮮やかなブルーのダスターコート(22 FWメンズコレクション)は、確かに窪田正孝さんによく似合う。LOEWEのアナグラムのラバーパッチが後襟の下に配され、トレンド感を醸し出すリラックスフィットのシルエットは、卓越したクラフトマンシップが光る一着。また、今シーズンに初めて登場したラバーのアンクルブーツは、一見シンプルながらも強調された丸みを帯びたシルエット×リブ編みのトゥで、ユニークさを醸し出している一足だ。
クラフトマンシップで完成させた
ラグジュアリーな機能美
窪田正孝さんが身につけた、サプル スムース カーフのしなやかに体にフィットする「キュービィ クロス ボディバッグ」は、今シーズンの注目。ウィメンズラインで好評のLOEWEらしい職人技が光る、ロゴジャカードのディテールを初めてメンズにも採用。調整可能なストラップに加え、ノートパソコンもすっぽり収納できるサイズ感が魅力的。また、店内で窪田さんが気になって手に取った「バーティカル ウォレット スモール」は、アナグラムが刻印されたストラップがアクセントに。ポジティブな気分になれるカラーバリエーションに加え、耐久性にすぐれたソフトグレインカーフを使用し、カードスロットも充実したスタイリッシュな機能美がポイント。
バーティカル ウォレット スモール ¥79,200 フローランナー ¥92,400 キュービィ クロスボディバッグ ¥258,500自らの心を豊かにする
パートナーの存在
今年、34歳となる窪田正孝さん。ご自身の心を豊かにすることについて尋ねてみた。「心を豊かにする…なんだろう、妻かな。結婚して新しい家族ができて、第2の人生ではないけど…もともとは家族ではない人と時間を共にして、いろんなものを一緒に共有している。妻ではあるけれども、実は赤の他人でもあるし、そしてものすごく良い友人という関係でもある。一緒に映画を観たりすると、相手がどう思ったかなどそれぞれの感想や今の気持ちを言い合ったり。自分自身の感想を聞かれたとき、それを言葉にしてみたら、自分でも知らない発見があったりします」
- ショップ名
- LOEWE
- フロア
- 1F
- 電話番号
- 03-6416-3037
- 公式ブランドサイト
- https://www.loewe.com
- 公式SNS
- Instagram(@loewe)
Twitter(@LoeweOfficial)