夏こそミニマルを選びたい
等身大で着こなすデニム
「オリジナリティ」をテーマに掲げ、ミリタリーにインスパイアされたアイテムが揃う今季の「beautiful people」。ジェンダーの垣根を越えたコンバインショップとして展開する渋谷PARCO店は、2Fフロアにおいて西でも東でもない“ブリッジ”と呼ばれるスペースに店舗を構え、その立地にも境界を持たないブランドのフィロソフィーが反映されている。
毎年夏が近づくにつれ、選ぶ服もどんどんシンプルになっていくという島崎さん。「冬のほうがカラフルなものを着ているかもしれないですね。夏は、好きなデニムの上に何を着ようかなという感じで。周りの人は“ぱるる=パステル”をイメージするみたいですけど(笑)、パキッとした色も好きで。最近は緑と紫が気分です 」。その言葉通り、彼女が選んだのは至極ミニマルなデニムスタイル。合わせたトップスはWACOAL MENとコラボレーションし、機能性も兼ね備えた一枚。同シリーズのボクサーパンツをとセットアップで着用するとブランドロゴが相反するユニークで特徴的なシルエットが、beautiful peopleらしい遊びゴコロを感じさせる。
ブランドの矜持を感じる
サステナビリティを体現した内装空間
店内はLGS(軽量鉄骨)シルバーの壁や石膏のボード、電線ケーブルを積み重ねたスツール…本来表に出るはずのない建築資材が剥き出しに用いられている。リユースできる什器のみで完結した内装は、商業施設におけるサステナビリティを体現するブランドとしての矜持を感じさせる。
無骨さを残すbeautiful peopleならではの世界観に包まれるなか、トップスとセットになったWACOAL MENコラボのボクサーパンツに目が留まる。豊富なカラーパレットのなかから、島崎さんはピンクをチョイス。「これ、かわいい!」と、ステディブランドでアンダーウェアと出合い、胸が高鳴る。そのほか、これからの季節にぴったりなかごバッグも充実。ビーチチェアの資材にインスパイアされたカラフルなバスケットや、フィリピンに生息する植物、アバカ繊維で編み込まれたバッグも注目のアイテムだ。
人気モデルをアップデート
タフさを宿すスペシャルコラボのサンダル
夏に向けてシンプル化が加速する島崎さんにとって、コンフォートな履き心地のサンダルはワードローブに欠かせないアイテム。試着したのは、アウトドアフットウェアブランドSHAKAとコラボレーションした一足。SHAKAの定番人気モデルである「CHILL OUT」に、取り外し可能なバックストラップをプラスした2way仕様。しっかり足がホールドされるので、履き心地も快適。ソールには涼しげな半透明のクリアソールが使用され、アウトソールの底裏にはブランドロゴがあしらわれた、オリジナリティあふれるデザイン。ミリタリーテイストが今季の気分にフィットするこのサンダルは、島崎さんもすっかり気に入った様子。
SHAKA CHILL OUT for beautiful people 各¥19,800今のベースはすべてそこに
心身ともに鍛えられたアイドル時代
エンターテインメントの世界で、活躍の場を広げていくこと。それは、生半可な心意気で達成できることではない。かつては国民的アイドルとして多忙な日々を送り、今や俳優としてドラマや舞台へとそのフィールドを広げている島崎さんにとって、軸となっているものとは…。「育てられたなっていうのはやっぱりAKB48。学生時代から集団生活が苦手で。ゆとり世代だし一人っ子気質だからか、誰かと競うことなく育ってきたんです。それが、ダンスで順位をつけられたり、序列のある環境下で初めて揉まれたというか。かなり鍛えられましたね、メンタルも」。母の言葉に救われたこともあったという。「苦しい時に『いつ辞めてもいいよ、嫌だったら辞めなよ』って言ってくれて。確かに誰に頼まれて始めたわけでもないしって思ったら、すごい気持ちがラクになったんです」
- ショップ名
- beautiful people
- フロア
- 2F
- 公式サイト
- https://beautiful-people.jp/
- 公式SNS
- Instagram(@beautifulpeople_officialsite)