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COCO×MARC JACOBS|ファッションも人生もDIYマインドを

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COCO×MARC JACOBS|ファッションも人生もDIYマインドを
COCO×MARC JACOBS|ファッションも人生もDIYマインドを

原宿でヴィンテージショップを営む両親のお店は、幼い頃からCOCOさんの“ホーム”だった。そこへ通うお客さんがファッションを楽しむ姿に刺激を受け、4歳からInstagramで独自のスタイリングを投稿。その投稿は世界中の人々を魅了し、「COCOちゃんに会いたい」というラブコールが彼女のもとへと届くように。その中のひとりが、「Heaven by Marc Jacobs」のクリエイティブディレクター アヴァ・ニルイ氏。幼かった頃にアヴァさんと東京で出会った思い出を胸に、渋谷PARCO 2Fの「MARC JACOBS」の中にあるHeavenをショップクルーズ。多様性と自由を表現するそのブランドの世界観は、彼女の持つ個性と共鳴する。

Photo
Yuri Horie
Stylist
Coco
Hair&Make
Yuya Nara(SHIMA)
Text
Hisako Yamazaki
Edit
Mariko Araki , Naoko Kinoshita(RIDE)

無秩序に広がる、謎めいたMARC JACOBSの
宇宙へとつづく“HEAVEN”

「MARC JACOBS」の新ラインとして、2020年9月にローンチした「Heaven by Marc Jacobs」。MARC JACOBSのクリエイションの源にある破壊や若者の夢想、疎外意識、キャンディ・レイバーやサイケデリックなファンタジア、ネオンカラーのディストピア、郊外で感じる多幸感など、個性的なDIYスピリットとそこから生まれたオルタナティブなシーンを称え、オリジナリティあふれるファッションを生み出す。クリエイティブディレクターを務めるアヴァ・ニルイ氏が東京を訪れた際、COCOさん(当時6歳)にラブコールを送り、対面した。彼女と初めて会ったときのエピソードをCOCOさんに聞いてみた。
「6歳ぐらいのときに、アメリカのメディアで私のことを取り上げていただくようになり、その頃からたくさんの方が会いに来てくださるようになったんです。初期の頃に連絡をくれたのがアヴァさん。当時アヴァさんのインスタはすごく話題になっていて、そのオリジナリティあふれるセンスがあるから、ヘブンがこんなにも人気になっているんだなって」

“最も成功したバーチャルバンド”。
ギネスブックが認めるGorillazとのコラボ

「Heaven by Marc Jacobs」における注目すべき新作は、1998年に結成されたBlurのデーモン・アルバーンとコミックアーティストのジェイミー・ヒューレットによるバーチャルバンド“Gorillaz”とのコラボレーションだ。フィット感あるミニTシャツやロングスリーブのフーディなど、Heavenを象徴するアイコニックなアイテムにGorillazのアニメーションが落とし込まれている。
今回は、COCOさんご自身がコーディネートしたスタイリングで撮影を。Gorillazメンバーである、関西弁を話す日本人の女の子“noodle”が描かれたフーディにミニスカートを合わせ、ヴィンテージ感を漂わせるグレートーンでまとめた。
「グレーを基調として、ふわっと春っぽい色遣いになるようにコーディネートしました。両親がヴィンテージショップをやっていることもあり、どこか懐かしいような淡い色合いのカラーリングがすごく好きなんです。好きな色はたくさんあって……でも、好きじゃない色も『どうやったらおしゃれにコーディネートできるかな』と、いつも考えて服を選んでいます」とCOCOさん。

Tシャツ ¥28,600、ロングT ¥24,200 フーディ ¥30,800

4歳からはじめたInstagramを通して
巡り会えた大切な人たち

「今までお仕事をさせていただいた中で忘れられないのは、2年前にハリウッドで行なったビヨンセさんチームとの撮影。ビヨンセさんから直接ご指名をいただき、モデルとして参加したんです。スタッフさんをはじめとする、現場のみなさんのプロ意識や情熱が本当にすごくて、今でもずっと心に残っています。最初はとても緊張したのですが、『そんなに緊張しなくていいよ』とか『笑顔でいいよ』と、自然体でいいんだよという優しい言葉をかけていただき、最終的にものすごく楽しんで撮影をすることができました。幼い頃から私を見つけて会いに来てくださる方がたくさんいらしたり、ビヨンセさんチームとの撮影だったりと……インスタをきっかけに、普通ではなかなか想像できない巡り逢いがたくさんありました。そういう応援してくださる人のためにも、もっともっと“自分らしさ”を探しながら、インスタを続けて、これからもいろんな方々と交流できる人に成長したいなと思っています」
ショップクルーズをしながらCOCOさんが手に取ったカモフラージュのナイロン製の大きなバッグは、Gorillazとコラボレーションをした新作。バッグの中は、オーガナイズしやすいようにポケットがたくさん付いた機能性が魅力。また、入荷するたびに即完売となるフレンドシップ ネックレスはマストハブ。ダブルヘッドベアのチャームがアクセントになった“友情ネックレス”も注目のアイテムだ。

バッグ ¥47,300 フレンドシップ ネックレス セット ¥12,100
フレンドシップ リング セット ¥12,100

世界が注目する14歳のファッショニスタ
COCOが明かす、等身大の心の内

「ファッションのインスタをやっているので、クールな印象を持たれがちなのですが、『実際に話してみたりすると、なんかすごく明るいですね』とか『笑顔だ!』とか言われることが多いんです(笑)」。好きな音楽はK-POP。とりわけLE SSERAFIMが好きと笑顔で教えてくれたCOCOさんは、14歳らしい素顔を覗かせた。いま、彼女の原動力となっているもの、興味のあることなどを尋ねてみた。
「一度、私の出ている広告が電車で展開されたことがあって。それは同じ学校に通う友達が乗っている電車だったんです。『COCOちゃん、電車に乗っていたときに見たよ!』と、友達が褒めてくれたりしたことが本当に嬉しかったんです。ファンの方からいただくメッセージや、友達からの感想がものすごい原動力になっていると思います。予定のない日は友達とショッピングに行ったり、ご飯を食べに行ったり。あとは、家で勉強もしていますし、休日だからこそできる自分の時間を楽しんでいます。最近、料理とお花にすごく興味があります。得意料理はオムライスです。簡単なものを、キレイに作ろうと心がけています」

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ショップ名
MARC JACOBS
フロア
2F
公式ブランドサイト
https://www.marcjacobs.jp/
公式SNS
Instagram(@heavn
LINE(@MARC JACOBS

COCO

2010年福島県生まれ。アルファ世代のファッショニスタ。2015年、4歳の頃に自身のInstagramを開設後、オリジナリティ溢れるスタイリングやファッションの表現力が「おしゃれすぎる」と世界中で話題となり、52.1万人(2025年1月時点)のフォロワーを抱える。2021年には、映画『哀愁しんでれら』で俳優デビューも果たす。
Instagram(@coco_pinkprincess

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