見目麗しい雑貨たちが“飾りたい欲”をかき立てる
「H.P.DECO アート感のある暮らし」
まるでヨーロッパの下町に佇むアンティークショップのような佇まいの「H.P.DECO アート感のある暮らし」は、「H.P.FRANCE(アッシュ・ペー・フランス)」が運営するライフスタイルショップ。世界中から集められた雑貨やインテリア、洋服、ジュエリーは、ショップ名の通り、芸術品のように見目麗しい。「もともと家の壁に、額に入ったアート作品をたくさん飾っていたんです。だけど、額に入れたら何でもかっこいいじゃないですか?(笑)。それはズルいなと思って、ここ数年はしまっていたんですよ。でも、またちょっと飾り始めたので、ここに並んでいるようなものには興味があります」。
<JOHN DERIAN×ASTIER de VILLATTE>(左)¥21,230、(中)¥24,200、(右)¥21,230 <Kuhn Keramik>(右)プレート¥16,500 ヴィンテージの図鑑などを用いた
デコパージュプレートに釘付け
そんな浅野さんがしげしげと眺めていたのは、「JOHN DERIAN(ジョン・デリアン)」のデコパージュプレート。デザイナー自身がコレクションしているヴィンテージの図鑑や雑誌の図柄を、デコパージュという技法を用いてガラスに貼り、一点一点ハンドメイドで制作されている。とりわけ浅野さんが「僕もよく花の絵は描くんですけど、こんなに上手ければなあ……」と見入っていたのは、淡い紫色の蘭の絵をデコパージュしたプレート。
<JOHN DERIAN>デコパージュプレート¥8,800~¥27,500好奇心を刺激してやまない
アーティスティックな花器たち
花とアートをこよなく愛する浅野さん。その好奇心を刺激するものが、ショップには他にもたくさん並んでいた。パリ在住のアーティスト・セバスチャンによる手吹きグラス・ブランド「La Soufflerie(ラ・スフルリー)」の花器や、ユーモラスなアートスタンプなどは特にお気に召したようで、店頭スタッフの説明に、真剣に耳を傾けている姿が印象的だった。
<ASTIER de VILLATTE×Lou Doillon>マグカップ¥21,780 <La Soufflerie>ワイングラス¥5,060
- ショップ名
- H.P.DECO アート感のある暮らし
- フロア
- 渋谷PARCO 1F
- 取り扱いアイテム
- インテリア/ライフスタイル雑貨/服飾雑貨/ウィメンズ
- 電話番号
- 03-5422-3983
- 公式SNS
- Instagram : @deco_shibuya
浅野忠信
1973年11月27日生まれ、神奈川県出身。1990年に『バタアシ金魚』でスクリーンデビュー。2008年には主演作の『モンゴル』が米国アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされ話題となる。2011年に『マイティ・ソー』でハリウッドデビュー。2014年に『私の男』でモスクワ国際映画祭最優秀男優賞を受賞。主演作の『岸辺の旅』が2015年カンヌ国際映画祭「ある視点」部門監督賞、『淵に立つ』が2016年同映画祭同部門審査員賞を受賞。公開待機作にNetflix「KATE(原題)」、映画「Minamata(原題)」「Mortal Kombat(原題)」などがあり、NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」への出演も決まっている。
音楽活動のキャリアも長く、長編インストゥルメンタル作品「アリが踏まれる瞬間の物語」(2002)で知られるPEACE PILLなどでの活動を経て、地元・横浜のハードコア仲間と2013年にSODA!を結成。 今までになくポップな音楽性で快進撃するSODA!ではボーカルを務めている。
主な展覧会に、個展「error」(1999/リトルモア・ギャラリー[東京])、個展「BUNCH」(2003/リトルモア・ギャラリー[東京])、個展「urge」(2013/ヌイサンス・ギャラリー[東京])、個展「TADANOBU ASANO 3634」(2018-2019/ワタリウム[東京])。
企画展「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2019」(神戸市六甲山上[兵庫])、総合芸術祭「Reborn-Art Festival 2019」(石巻市・牡鹿半島ほか[宮城])にも出品している。
画集に『error』(1999/リトルモア)、『BUNCH』(2003/リトルモア)、『蛇口の水が止まらない』(2018/HeHe)がある。
Instagram(@tadanobu_asano)