強く気高い、高次な貴婦人
“META LADY”に憧れて
PAMEO POSE 2022 AWコレクションのテーマは「META LADY」。強く気高いメタ(高次)な“貴婦人”をインスピレーションに、ゴシックでロマンティックな世界観を表現している。最高にメタな貴婦人 マリー・アントワネットや優雅に微笑む空想上の貴婦人など、十人十色のMETA LADYがプリントされたアイテムを、クラシカルかつパンキッシュ、フェミニンとマニッシュの二面性を持つ「PAMEO POSE」らしいスタイリングとして提案。90年代を想わせるリボン結びのシースルーブラウスを纏った友沢こたおさんは、まさに高次な貴婦人(META LADY)そのもの。「普段の私のファッションは原始人みたいな感じなんですけれども(笑)、服は結構好きですね。触った感じの質感とか、シンプルだけれども強い感じとか、面白い柄とかが好き。PAMEO POSEが打ち出す世界観や雰囲気にすごく憧れがあって。インスタとかを見ながら、『めちゃくちゃ可愛い、いつか着てみたい!』って思っていた洋服なんです」
パンキッシュな遊び心溢れる
ノスタルジックなアクセサリー
“META LADY”というシーズンテーマにちなんだアクセサリーも充実。貴婦人の秘密の日記の鍵をモチーフにした”Diary Key“シリーズのピアスやネックレスをはじめ、カッティングにこだわったハートビジューの大きなブローチ“META Heart Brooch”、祖母からもらった先祖代々受け継がれてきたジュエリーをインスピレーションにしたアンティーク調の“My Grandma’s Neckless”、ダイヤレーンのハートとチェーン使いが愛らしい“Baby Diva Pierce”(友沢こたおさん着用)など、どこか懐かしい90年代のムードを漂わせるアクセサリーたちは、スタイリングをドラマティックに演出すること間違いなし。様々な国の貴婦人たちのポートレートがプリントされたブラウス“Meta Lady Blouse”は、今季のPAMEO POSEを象徴するアイテムだ。
AQUA TOP ¥19,800、PSYCHEDELIC PANTS ¥30,800 BABY DIVA PIERCE ¥15,400 (左)MY LOVE CAMEO PIERCE ¥16,500画家・友沢こたおが求める色。
白と黒に魅せられて
「無条件に飛びついてしまう色は、意外と黒。根底というか…切っても切り離せないというか。勝手に自分の中でそう思っています。この前、『Monochrome』という展示をしたんですけれども、やっぱり黒の中には、無限に見いだせるものがある。ツヤのある黒、ツヤのない黒、網っぽい黒とか、いろんな黒があるんです。でも、私自身を色にたとえると…白かもしれません。白はすごく素直っていうか。いろんな小さい刺激に対して、いろんな変化をする繊細すぎる色。また、白は何色にもなれるんですけれども、絶対に殺されない色でもある。自分を色にたとえれば、“チタニウムホワイト”と言っておこうかな。これは私が一番使う色です。何色にもなるけれど、実はいちばん我が強いように感じてしまう。なんか、そうなりたい色なのかもしれませんね」
META MULES ¥38,500「絵と自分しかいない。どこにも逃げられない」
いちばん輝いている絵を描いたとき
「去年の3、4月ぐらいに、滞在製作みたいな形で泊まり込んで展示の準備をしたんです。大きな絵を6枚ぐらい、一気に描き上げたくて。そこはお風呂も窓もなくて、電気は24時間消すことができなくて…。ベッドもなかったので、段ボールを床に敷いて。滞在中の2〜3週間は、段ボールの上で寝ていました。ボロボロになりながら絵を描いたのですが、そのときの絵がいちばん輝いていて。『絵と自分しかない。どこにも逃げられない』と思いながら描いた記憶があります。いちばんキツくて、いちばん楽しい思い出です」
「漫画や映画、プロレスなど、⼤⼈になって触れたいろんなカルチャーが、⾃分の今の考え⽅などを形作っていったと思います。幼少期はスーパーハイで、常に発狂しているような⼦供でした。本当は、今だって全裸で⾛り回りたいぐらいですけれども(笑)、⼤⼈になったら常に爆発しているわけにはいかないから。⾃分でもある種暴⼒的な絵を描いていると思うんですけど、それはある意味で安⼼感なんです」
- ショップ名
- PAMEO POSE
- フロア
- 3F
- 電話番号
- 03-6433-7557
- 公式ブランドサイト
- https://pameopose.com/
- 公式SNS
- Instagram(@pameopose)
Twitter(@PAMEOPOSE)
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友沢こたお×GUCCI|融合と増幅。そこから生まれる、新たな創造性を求めて
友沢こたお
1999年フランス・ボルドー生まれ。5歳までパリで過ごす。2018年、東京藝術大学 美術学部絵画学科油絵専攻へ入学。2019年、久米桂一郎賞を受賞、2021年度上野芸友賞受賞し、注目を集める。主な個展に「caché」(東京・大阪 2021年)、「Pomme d’amour」(東京 2020年)、「Monochrome」(東京 2022年)グループ展に「Z_01」、「Everything but…」(ともに東京 2021年)などがある。現在、東京藝術大学大学院美術研究科在学中。
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