阿部顕嵐×EYETHINK／Lui's/EX/store／串カツあらた｜新たな季節の始まりに、ボーダーレスな場所で見つける新しい自分

ジェンダーレスにファッションを楽しめる
アート空間のような洗練スポット

今を自由に楽しむ大人のためのセレクトショップ「Lui's/EX/store」。自然と人が集う“集会所”をテーマに掲げる店内は、まるでアート作品のようなサークル型モニュメントが存在感を放ち、洗練された空気に包まれている。広々とした店内には、国内外の最旬ブランドがメンズ・ウィメンズ共に並んでいる。「いい意味で洋服屋さんっぽくないというか、ギャラリーに来たような印象を受けました。学生時代、新宿駅を利用していたので、帰りに新宿のLui’sに寄ったりして、思い入れがあります。時代のトレンドもあると思うんですけど、さらにシンプルになったというか。大人になった今、着やすいものが揃っているなと思いましたね」。この日、彼が選んだ衣装はオーバーサイズのシンプルなブルーシャツ。「ロングシャツすごい好きなんですよ。これは色もすごくキレイで、絶妙な発色がいいですね」。

気に入ったものを永く身に纏う
お守り代わりとして手懐けるアクセサリー

服だけでなく、小物の品揃えが豊富なのもLui’sの特徴。阿部さんが手にとったのは、ツバ広めのバケットハット。シンプルながら肉厚でほんのり光沢もあり、カジュアルに転び過ぎないデザインが魅力。続いて足を止めたのは、存在感を放つアクセサリーのコーナー。カッティングにこだわったシルバー925をはじめ、手頃な価格で上質なアイテムが手に入るLui’sは、普段アクセサリーを着けない人でもトライしやすいと定評がある。「服はなんでも満遍なく着るタイプなんですけど、アクセサリーだけは頑固で。基本的には肌に合うゴールドを選びます。付けているリングもずっと変わらない。付ける場所にも意味があるわけじゃなく、ファッションとして左の薬指にも付けたりしています。あとは天然石が好きで、今日着けているネックレスは裏にラピスラズリが入っていて、表は八芒星。お守りの意味合いが強いですね」。

シームレス空間でのショッピング
女性のファッションで惹かれるのは？

ジェンダーレスなアイテムが並ぶLui’s渋谷店では、女性客がメンズアイテムを買うことも多く、その逆も然り。阿部さん自身、ウィメンズの服を着る機会も多いそう。「お店ではレディースまで見て回りますし、着られるものがあったら買います。古着なんか特にそうですね」。ショップクルーズ中に気になり、試着した厚底クロックスもウィメンズのもの。ジェンダーレスなファッションを楽しむ彼に、好きな女性の着こなしについて尋ねてみた。「似合っていればなんでもいいんですけど、違和感ないのがいいかな。統一感があって本人のこだわりが伝わってくるスタイルが好きですね」。Lui’sではウィメンズのアクセサリーも人気。なかでもFUMIE TANAKAのカチューシャは、同素材のジャカード生地によるワンピースやパンツもあり、ブランドの世界観を堪能することができる人気アイテムのひとつ。

華やかな色柄を纏いつつ、自然体を貫く
人となりに見出される心地いいギャップ

今回着用したブルーのシャツをはじめ、目を惹くような色柄さえも着こなしてしまう阿部さん。手持ちのアウターも、真っ赤なものから目の覚めるロイヤルブルー、イエローやグリーンにいたるまで、あらゆるカラーが自宅にはストックされている。「色物が好きなんですよね。強い色を着るときは特別力を入れるわけじゃないけど、テンションは上がりますね、やっぱり」。ヴィヴィッドな色を着こなす一方で、立ち居振る舞いはいたって自然体。飾るのは得意じゃないと語る彼は、ステージ上でもできるだけ素の状態でいることを心がけているという。「クールめな顔立ちなので、黒ばっかり着ているとキツい人に見られちゃうから、服でバランスがとれているかもしれないですね。そういう意味では、カメラの前に映る自分といいギャップになっているんじゃないかと思います」。表裏がなく、パブリックイメージにもとらわれない。何色にも染まらない彼は、ファッションで自由にその振り幅を楽しんでいる。

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