常に変幻自在でカラフルに彩られた、唯一無二なアーティスト・木村カエラさん。7月4日からデビュー20周年を記念してKAELA KIMURA 20th ANNIVERSARY POP-UP STORE「JOINT」が渋谷PARCOで開かれる。「夢を語れば、それはいつか必ず叶う」と教えてくれた彼女の20年という軌跡をたどった過去と今をインタビュー。
- Photo
- Kisshomaru Shimamura
- Styling
- Mana Yamamoto
- Hair&Make
- Mihoko Fujiwara
- Text
- Hisako Yamazaki
- Edit
- Mariko Araki , Naoko Kinoshita(RIDE)
20歳。タイムリミットまでのカウントダウン
『夢を語れば、それはいつか必ず叶う』
2004年にシングル「Level 42」をリリース。19歳でメジャーデビュー以来、現在も第一線を走り続けるアーティスト・木村カエラさん。
「高校3年生のときに学校で進路を聞かれて、大学へ行くつもりでいたんです。推薦で受けたら、大学に受かったのですが……なんか自分のなかで、ものすごく納得がいかなかった。それで、親に『大学に行くのをやめる』と伝えたら、『なに言ってるの!』ともちろん言われて。“20歳までに必ず音楽デビューをする”という約束を条件に、今の道に進むことを許してもらったんです。すごく頑張ったのですが、もうすぐハタチになる直前になってもデビューができなくて、とても焦りました。いろんなレコード会社にデモテープを送り、宣伝しても『モデルが歌っているだけでしょ』と跳ね返されてしまい――。 そのとき、『saku saku』(tvk)という音楽情報番組でMCをさせていただいていたのですが、『渋谷までちょっと来てください』と、20歳になる寸前の19歳の生意気な小娘が番組のプロデューサーさんを横浜から渋谷まで呼び出して(笑)。『本当に私、デビューしたいんです。ハタチまでにデビューしないと、大学行かなくちゃいけなくて』と相談をしたら、『えっ、そうなの!? じゃあ、すぐにデビューしないとね』となって。そこから、2週間というものすごいスピードでデビューが決まったんです。それから、私の人生は変わりました。人生って本当にわからないですよね。だから、夢は言葉にしたほうがいい。たとえ自分が知らない人にでも、自分の夢を語ればそれはいつか叶うと思って」
20歳までにデビューできなかったら、本当に夢を諦める覚悟をしていたというカエラさん。「子どもの頃から『歌手になる』という夢しか持っていなかったので、どうしよう……とも思いました。でもやっぱり、歌手以外の道は考えられなかった。カットモデルや読者モデル、『Seventeen』の専属モデルという、モデルとしてのキャリアを積み上げてきたのは、すべては“歌を歌うため”だったのに、その全部が足枷になってしまったとわかった瞬間、すごく絶望的な気持ちで。とても時間を無駄にしたんじゃないかと思ったんです。もちろん今では、自分のしてきたすべての経験が無駄ではないことはわかる。でもやっぱり、行動あるのみだということを深く実感します」
「歌うことが、私の精神安定剤なんです。
それがないとおかしくなっちゃう」
デビューから現在に至るまで、音楽はもちろんファッションやアートシーンにおいて、唯一無二なポップなアイコンとして大きな影響力をもたらしたカエラさん。20年という長い年月、第一線を走り続けた彼女の心を支えた原動力とは――。
「歌が好き、それが原動力です。それがいちばん好きなことだから、もうやりたくて仕方がない(笑)。『歌詞が出てこない』『アイデアが出てこない』など、もちろんスランプになることはあります。人間だから、波もある。でもやっぱり、歌は自分がいちばん好きなことだとよく理解しているので、『どうにか乗り越えたい』とも思った。それが、ずっと続いているという感じです。歌うことが、私の精神安定剤なんです。それがないとおかしくなっちゃう。自分の気持ちを普段からあまり言うほうではないので、歌で出しているんです。だから、より続けられるんだと思います」
UZU×木村カエラが表現する、“カラフル”。
数量限定コラボアイテムをPOP UPで販売
デビュー20周年というアニバーサリーを記念し、7月4日から10日まで渋谷PARCOで木村カエラさんによるポップアップイベント、KAELA KIMURA 20th ANNIVERSARY POP-UP STORE「JOINT」を開催。カエラさんとコラボレーションした、数量限定のスペシャルなアイテムも販売される。特筆すべきは「らしさって、カラフル。」というメッセージを打ち出した、カエラさんの“いま”がUZUの世界観と出会って生み出した新しい色「EYE OPENING LINER RGBブラック」。彼女らしいカラフルな原色のパッケージ。蓋を開けると、外側とは対比をなすような静かに透ける黒のアイライナー。
「UZUさんのカラーバリエーションが豊富なアイライナーは、全色買いするくらい大好き。デビュー20周年という節目に、自分が好きなアイテムやブランドさんとコラボできたらいいなという想いがあって、UZUさんへ声を掛けさせていただいたところ、夢が現実になって! 私が普段、作品をつくるときに大切にしている感覚は“光と影”。その話をしたら、UZUさんも光と影というテーマがブランドのエッセンスにあると伺い。それで、外側のパッケージは光――私が好きな光の三原色を採用したRGBの赤・緑・青に。そして中のアイライナーは、影を表す黒。透けるような、透明感のある黒いアイライナーです。光の強さによって、影は濃度を変える性質がある。だから一度塗りでは薄く、透けるように。その薄い黒をきれいに重ねると、深みのある黒になるという光を含んだような無数の“黒”を作りました。黒なのだけれど、濃くも、薄くも描けるから、アイラインだけでなく、眉毛だったり、さりげなくまつ毛とまつ毛の間を埋めたいときなど、どこにでも使えるんです」
光あふれる鮮やかな原色の世界と、静かでありつつ強さを感じさせるモノトーンの世界が紡ぎ出す、それぞれのカラフル。実は表裏一体をなすその世界観を、1本のアイライナーで見事に表現した。
みんなで一緒に楽しめるPOP UP STOREは、
きっと“幸せゾーン”になっているはず
2024年1月から、Tabio・靴下屋の公式アンバサダーとして活躍中のカエラさん。“靴下好き”と公言している木村カエラ×Tabioとのコラボレーションソックスが誕生した。片足ずつに“POSITIVE”“NEGATIVE”と対極の文字を入れたアメリブのラインソックスに、赤・青・緑・黄のグラデーション染色をしたカエラさんらしいポップな靴下に仕上がっている。
「靴下は右と左で履くもので、その真ん中に自分の“心”がある。朝起きたときに、『今日、なんかダルッ』とか『今日は体がすっきりしている!』など、自分のモードがネガティブだったり、ポジティブだったりいろいろあって。そんなときにこの靴下を履いたら、気持ちがポジティブのほうに自然と傾くように。真ん中にいる自分次第で、どっちにも傾けるという――心や気持ちは意識すると変わることもできると思うから、なんかそんなふうに靴下を楽しんでほしいと思って作りました。 渋谷へ遊びに来るたびに、『いま、PARCOでPOP UPなにしているのかな?』といつも訪れていた場所で、まさか自分が20周年という節目にイベントができるなんて思ってもいなかったので、最高な気分です。私だけでなく、みんなで一緒に楽しめるPOP UP STORE。きっと、“幸せゾーン”になると思うので、ぜひ遊びに来ていただけたらうれしいです」
◼︎木村カエラさん着用アイテム
ドレープドレス ¥34,100/någonstans、パデットサンダル ¥49,500、ヘッドバンド ¥6,600/ともにENFÖLD
2F/ENFÖLD/någonstans<check it>
- POP UP
- KAELA KIMURA 20th ANNIVERSARY POP-UP STORE「JOINT」
- 会場
- 1F POPUP SPACE
- 会期
- 2024年7月4日(木)〜7月10日(水)
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PRESENT
木村カエラさん サイン入りチェキを抽選で4名様にプレゼント。
2024年7月1日(月)~7月15日(月)の期間中、渋谷PARCO公式SNSにてプレゼントキャンペーンを開催いたします。
下記方法にてプレゼントへご応募ください。
①Instagram(@parco_shibuya_official)、X (旧Twitter)(@shibuya_parco)公式アカウントをフォロー。
②7月1日にUPされた公式Instagramの木村カエラさん サイン入りチェキ対象投稿に、Instagramから応募の場合「いいね!」とコメントをお願いします。
X(旧Twitter)から応募の場合、対象投稿のリポストをお願いします。
ご当選の方へDMにてご連絡致しますので、ご応募されるSNSのアカウント(渋谷PARCO 公式Instagramまたは公式X)のフォローをお願いいたします。
※アカウントが非公開設定の方、フォローが外れている方は抽選対象外となります。
※応募はお一人様一回限りと致します。
※既にフォローいただいている方も対象の投稿にコメントで抽選参加となります。
※当選の権利はご当選者様本人のものとし、第三者への譲渡(有償・無償を問わない)・換金を禁止させていただきます。
※DMの開放および応募期間以降も渋谷PARCO公式InstagramとX (旧Twitter)のフォローをお願いいたします。
<当選発表>
厳正なる選考の上、2024年7月下旬頃、当選者にのみInstagram・X(旧Twitter)のダイレクトメッセージにてご連絡し、賞品の発送をもって当選に代えさせていただきます。また、賞品の発送は2024年8月上旬頃を予定しております。諸事情により多少前後する場合がございますので、あらかじめご了承ください。
※賞品の発送先は日本国内に限ります。お客様のご住所・転居先不明などにより、お送りできない場合がございます。
※期日内にダイレクトメッセージへの応答のない方・当選連絡後、住所等の情報のご提供のない場合は、当選が無効となります。
※当選された方から提供いただきます個人情報は、本キャンペーンの当選のご案内・賞品発送にのみ使用いたします。
※当選理由についてのお問合せは一切受け付けておりません。
※ソーシャルメディアの運用を妨害する行為、趣旨に反する行為、弊社が不適切を判断する行為は禁止致します。
※当キャンペーンはMeta社Instagramとは一切関係ありません。
※本キャンペーンは、予告なく変更・中止する場合がございますので予めご了承ください。
木村カエラ
10月24日生まれ、東京都出身。2004年6月にシングル「Level 42」でメジャーデビュー。2013年にはビクターエンターテインメント内にプライベートレーベル・ELAを設立。今年10月26日には、20周年のアニバーサリーイヤーを記念して、ワンマンライブ「KAELA presents GO! GO! KAELAND 2024 -20years anniversary-」を約12年ぶりとなる東京・日本武道館にて開催。本ライブの発表とともに、20周年を記念した特設サイトもオープン。
Instagram(@kaela_official)